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今月の記事 ピックアップ | 2003.6 | ||||||||||
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 ①ショップは青山大学のすぐ脇にある |
| エフィー青山「efffy AOYAMA」（東京・港区） |
これまでのファッショントレンドとは違った新しい発想でバッグを企画するディレクターズ。基幹ブランド「エフィー」はモダンファニチャーのフォルムやファブリックから発想するバッグとして、インテリア市場でも浸透を図っている。 その「エフィー」の直営路面店が東京・青山に誕生した。 青山大学の横の角地にあるショップは、東京・目黒通りにあるモダンインテリアの老舗、マイスター（ＴＫ＆ＳＯＮＳ）代表の高坂孝明氏によって設計された。全面ガラスばりのショップは、外から見られることも意識しており、モダン・ギャラリーをイメージして設計されている。柱の白と、ガラス枠の黒という色使いもモダンなイメージを見せている。 店内の床はコンクリート。天井はむき出しのモルタルに白のペイント塗装で、空間を広く取り、ギャラリーイメージを演出する。 このモダンな空間の中でコントラストな印象を見せているのが、壁面全体を覆うように張りめぐらされたヒノキの板。シンプルなデザインの中に、変化を感じさせる素材使いのショップである。 モダンファニチャーをモチーフとしたバッグは、インテリアとのコーディネイトを楽しむファンもつかんでいる。このため、ショップの什器やソファなどにも気を配っており、バッグで使っているファブリックでオリジナルのソファも製作、レジ前に置いている。また、外に面したディスプレイ用のテーブルには、ジャン・プルーヴェ作のフランスの小学校で使われていたというアンティークなデスクセットを使うなど、インテリア・ファンをひきつけるような演出をしている。 フラッグシップショップとして、ショップではフルコレクションを陳列、百貨店の平場では表現できないような、空間を使って商品を１点１点見せている。ショップのみの商品も導入しているほか、新たにデザインユニット・グリフ.との協同企画の「ブラニフ・インターナショナル」のバッグも発表、飛行機の旅をテーマとしたカラフルな商品も紹介している。
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