今月の記事 ピックアップ   2004.1
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レディス&メンズ春夏コレクション
2004サンダルトレンド
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■ レディス
デザイン
多彩にポップ&ゴージャスを提案

 エレガンスで細身のバックベルト、ナチュラルな素材感のリゾートまで、多種多様のラインアップ。
 なかでも、60年代調のポップなデザインと、80年代のゴージャス感がトレンド傾向としては強い。刺しゅう、ビーズ、石などの装飾使いがゴージャス感をプラスする。花柄、幾何学柄のプリントものも欠かせない。
 ゙スカイシューズ゙などヒールに特徴を持たせたタイプも目立つ。ボリューム感を出さずにシェイプさせ、エレガントに仕上げられたものが主流となっている。

カラー
明るく強い色使いがトレンドに

サンダルに限らず、色使いに特徴があるのが、04春夏シーズンの傾向である。今春夏の継続でビタミンカラーなどのはっきりとした色使い、マルチストライプなどの強い色のコンビが、売場を元気でにぎやかに彩りそうだ。
一方で、ヌメ調のナチュラルカラーは定番的に継続している。

素材
ナチュラルと人工的素材のコンビで

 ポイントは人工的な素材使い。光沢感のあるエナメルやフィルム素材、カラフルなクリアヒールなどが登場している。さらには、ウッドやジュートなどナチュラル素材とのコンビにも注目したい。

「ヒナ」(カグラ) 「ノース22。プラス」
(アトリエベー東京)
「ヒナ」(カグラ) 「ヒナ」(カグラ) (東豊物産)


■メンズ
ひと工夫したソングやループサンダルが豊富

 メンズも、サンダルのバリエーション豊富に登場している。ヌメ調やアースカラーなどナチュラルな雰囲気の色や素材使いが主流となっているが、デザインや加工に一工夫しており、プレーンなタイプは少ない。
“ナチュラル”であっても、細部に趣向を凝らすことで商品をさらに“ナチュラル”に見せる、というような手のこんだ演出がなされている。
 一方、ナチュラルな雰囲気はないが、趣向を凝らしたタイプとしてモードなサンダルも出ている。メタリックやエナメルの素材使いや金属を付属するなどしており、デザインも複雑。ソングサンダルやループサンダルの進化版のようなタイプも見られる。
またカラー展開も豊富になっている。アッパー部分をマルチボーダーでカラフルに彩る工夫などもなされている。定番のブラウンなどでも、より明るい色調が注目されており、展示会での人気も高い。メンズでも白が売れるようになってきたこととも関連するだろう。
東豊物産 ヤマト メンズ・サンエー