今月の記事 ピックアップ   2004.8
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MDガイド スタイリッシュコンフォート

コンフォート性とファッション性の切り口からアピール

スタイリッシュコンフォートとはコンフォート性とファッション性を備えた靴。これまでのコンフォートシューズのような、機能性だけではないデザイン性も追求したシューズ。また、シーズントレンドを追うだけでなく、はきごこちもポイントに開発した靴を指す。
マーケット背景
成熟化の中で、差別化商品を求める
スタイリッシュコンフォートが誕生してきている背景には、次ぎのような市譲歩変化がある。
コンフォートシューズの主力客層である40代以上のミセス層が、既存の商品に満足しなくなっている。
スニーカー世代の女性が社会に進出する中で、ファッション性にスニーカーのようなはきごこちを求めている。
スポーツシューズの飽和状態の中で、アスレチック・シューズにもファッション性での差別化を求め出している。
パンプスがよりトレンド性を備えるなかで、新しい切り口として、コンフォート性にも目を向け始めている。
エコロジーのブームの中で、ファッション性もあり、リラックスできる靴が求められてきている。


市場性
新規需要、シーズン需要が喚起できる
スタイリッシュコンフォートの市場性は、次ぎのような面から期待できる。
スニーカーに快適性を感じてきたヤングのコンフォート需要の開拓が期待できる。
成熟化しつつあるミセス層のコンフォート需要に対し、新たなコンフォートとして、活性化が期待できる。特に団塊世代の需要に対しては有望なカテゴリー。
はきよいパンプスの提案は、働く女性の新たなオン商品になる。
定番的なコンフォートには弱かったシーズン性も盛り込むことで、シーズンン需要の喚起が期待できる。


モードエレガンス
ヒール・パンプスのデザインであっても、ラストではきごこちを追求したもの。単なる機能部材(ソフトなアッパー、インソールのクッション性)を使ったパンプスではない。ここ数シーズン、トレンドのポインテッドトウ使いのデザインは当然含まれない。

「サムソナイト」(トークツ)

「タルサス」(シンエイ)

「サロンドグレー」(サロンドグレー)

「エポニモ」(フットライフヤマモト)
モード・スポーツ
ソールやカウンターの機能性を備えたスニーカーをベースに、デザイン性を追及したスポーティーなタイプの商品。スニーカー調のアッパーに、デザインされたソールは、時にはウエッジタイプで、エレガントな表現も出来る。

「ストーンフライ」(スポーツマドラス)

「ストーンフライ」(スポーツマドラス)

「ロックポート」(リーボックジャパン)

「ジェオックス」(ジェオックスジャパン)
ナチュラル・カジュアル
フラットソールにスリッポン、ヒモタイプなどのデザインで、フットベッド・インソール使い。オブリックやラウンドトウと足に優しいラストを使っていても、デザイン性を感じさせる商品。ビルケンシュトックのサンダルをベースの派生してきたものもある。


「オパナンケン」(アベルトジャパン)

「クラークス」(クラークスジャパン)

「ロックポート」(リーボックジャパン)

「アルシュ」(アルシュ)
ブーツ
秋冬のシーズントレンドが打ち出されるブーツについては、ファッション商品ではあっても、コンフォートではほとんどなかった。とくにロングの展開はなく、スタイリッシュコンフォートの切り口でロングブーツの提案が出てきている。


「ジェオックス」(ジェオックスジャパン)

「ドゥレア」(シアンインターナショナル

「アルシュ」(アルシュ)

「エポニモ」(フットライフヤマモト)