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 2005.2
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田尾吉紀の社長通信 新春号

靴のマギー
TEL&FAX 048-563-5533
ホームページ http://maggie.co.jp
Eメール post@maggie.co.jp
商人へのメッセージ

埼玉・羽生市の靴のマギーは2ヶ月に1回、社員と株主に向けて「社長通信」を発行している。
田尾吉紀社長が一人で編集するコミュニケーション紙である。
当ページは、この「社長通信」をフットウエア・プレス編集部が再編集したものです。

みなさん新年おめでとうございます。
一生懸命お仕事をしましたが、なかなか結果は着いてきませんでした。ことに12月は苦戦しました。これが普通です。これで当たり前です。
12月はその年のすべてと翌年の予兆が出るものです。
気候や天候は変わります、毎日が変わる、毎月が変わる、1年が変わる。その変化に対応できる人だけ生き残れます。
「生き残る種とは最も強いのではない。最も知的なものでもない。それは変化に最もよく適応したものである」(ダーウィン)。


今後の絶対目標

2年後にできる羽生イオンモールに出店すること。
「靴の寅さん訪問販売」を成功させること。

羽生イオンに出店できるかどうかで、マギー羽生店の生死が決まる。店の命は10年、マギー羽生店がこの場所で15年間営業できたのはラッキーであった。売上げが上がったり、もうかるのは10年まで。これは、どのような規模の店でも同じ。
羽生イオン出店のためにあらゆる努力はします。そのために、スタッフの皆さんは、店をしっかり守って欲しい。



売上げ減はお客様の「慣れとアキ」

マギーシューズには固定客(会員様)が8000世帯、2万人ほどいます。でも今のままでは減る一方です。
お客様は前回お買いになったものと同じ品ぞろえ、同じサービスでは満足しません。再来店の時、前回と違った感動と満足が必要です。お客様の行動範囲も広く、情報もたくさん持っています。品ぞろえやサービスの向上と変化がどれだけできているかが重要です。
毎日の革新が大切です。革新とは前のものを壊して新しいものをつくることです。革新できたものが進歩するのです。その典型的なのが今の中国でしょう。イラクは崩壊と革新が同時に行われています。



ホームページ「靴の寅さん訪問販売」

本年7月15日で65歳になります。その時、マギー羽生店を退社します。そして新たに「靴の寅さん訪問販売」として全国各地に出ます。
主な販売先は日本全国の僻地、離島、山の中です
全て車中泊となります(旅館やホテルに泊まると経費オーバー)
靴は一足も持って行きません。パソコン一台のみです

販売方法
パソコンに500アイテムほどを取り込みます。
お客様のご要望でパソコン画面を開き接客対応をします。
ご注文はマギーシューズにメールで発注します。
マギーシューズはクロネコヤマトの代引き発送をします。

ホームページ上では「靴の寅さん訪問販売日記」を書きます。また、ページ上の日本地図をクリックすると、今いる場所が表示され、今日の訪問販売先が出ます。ここで、訪問先の地域宣伝、観光宣伝などを写真付きで行います。さらに、訪問先でお買い上げのお客様やお知り合いになった方をコメント入りの写真でご紹介します。
前日訪問したり、以前に訪問した地域の情報を当地に伝えます。面白い話、めずらしいことを載せます。
毎日の売上げを発表します。地域に役立つ商品や業者の方は提携して載せることもします。

販売目標
年間3000万円/1日10万円/客単価6000円前後
1日15名から20名の接客/一人当たりの接客時間40分前後
主に売れる物=ヘップサンダルや長靴
離島や山の中は過疎地である、高齢者がほとんど。話が長引き、多くの件数は回れないと思う。また私も話し好きのため。
客単価を上げるには靴が売れること。ネット上で公開しますのでファンが増えることと思います。話題になれば、テレビやマスコミに取材されるかも。そうなればもっとやりやすくなります。

「靴の寅さん訪問販売」の動機
ネットでモノが売れることがわかったため。
ネット+接客の組合せが有効(接客は私の得意分野)
待ちの商売でなく、お客様に近付く商売がしたいため。
効率悪そうですが誰もやらない商売のため。
商売には「クモの巣商法とミツバチ商法」があります。「クモの巣商法」とは自分は店を張り、お客様が来店する待ちの商売。現状はほとんどの商売がこの形式。「ミツバチ商法」とは、お客様の方へ飛んで行き報酬をいただく商売。この「靴の寅さん訪問販売」は、10年も前から考えた夢でした。


ホームページ画面 http://www.kutunotorasan.com/


04年12月31日の売上げ結果

大晦日は午前11時より今冬初めての雪が降り始め、夕方までに15cmほど積もりました。夜はその雪が凍りつき、道路は危険な状態でした。これではお客様は夜中のセールに来られないだろう、来ないだろうと思っていましたが、セール開始9時になると続々とご来店いただきました。
4時間のセール中、お客様に事故がないようにひたすら心を配りました。おかげさまで無事故で終了できました。ほぼ昨年並みの結果でした。お手伝いいただきましたお取引先様は運転に6時間もかけて応援に来ていただきました、本当にありがとうございます。
05年の滑り出しは絶好調です。年末に雪が降ったために長靴やブーツ、子供スポーツ、それと、久々に男女スニーカーも売れています。


部門 足数 昨対 売上額 昨対 構成比 今年平均@ 昨年平均@
パンプス 284 96 2,045,942 103 5% 7,200 6,720
カジュアル 517 65 3,225,702 69 7% 6,240 5,860
サンダル 102 189 576,314 164 1% 5,650 6,500
ビジネス 626 99 5,562,742 90 13% 8,890 9,780
カジュアル 528 99 6,559,241 93 15% 12,420 13,190
コドモ 680 102 1,661,395 103 4% 2,440 2,400
ウンドウ 3,161 79 16,202,480 80 37% 4,590 5,040
ヘップ 610 82 1,131,758 83 3% 1,860 1,840
女ブーツ 319 95 3,503,320 76 8% 10,980 13,660
その他 4,573 183 2,881,961 108 7% 630 1,070
日計 11,400 108 43,350,855 86 100% 3,800 4,800
客数     5,167 87 0%    
客単価     3,800 79 0%    
1人当たり足数     22 129 0%    
ネット販売 205 89 2,604,460 90 6%