今月の記事 ピックアップ   2005.5
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メーカー・卸レポート  本誌より抜粋
アディダス ジャパン アディダス 独自企画でウイメンズ、キッズが高成長


「アディダス・バイ・ステラマッカートニー」
NIMITTA \16,800


「アディダス・ワン」\34,965

「アディゼロRC」\12,390
04年の「アディダス」全体の売上げは前年比で「2ケタの伸び」(PR/イベント コミュニケーションサービス 関本太朗部長、以下同)と好調。フットウエアに関しても順調に推移しているが、なかでも顕著だったカテゴリーはウイメンズ。「従来のメンズサイズを小さくしたもの中心から、ウイメンズの独自商品の投入で需要が拡大した」。キッズもフットボール、ランニングなど各カテゴリーが全体的に大きく伸長。「注力カテゴリーの1つ」と位置づけ今年3月、吉祥寺パルコにキッズ専門店をオープンした。ライフスタイルではスニーカーライクなサンダルのジャンヤが、気候温暖化の影響で売上げを強く牽引した。
05年のテーマは"革新性の追求"。3月末に発売した「アディダス・ワン」はその体現モデルで、はく人に応じて自動でクッション強度を調節する最新技術を搭載。高機能性の訴求で新規需要の獲得を図る。ウイメンズではファッションブランド「ステラマッカートニー」とのコラボで、高感度なシューズとウェアをトータルで展開。連動したイメージ提案で複数購買の喚起を狙う。また、ランニングカテゴリーを強化すべく、日本の職人と手を組んで開発した「アディゼロ」は、現在店頭で順調に推移しており、今後も注力していくという。

■アディダス・ジャパンHP




エスエスケイ ヒュンメル レディスのみの白ベース・薄底モデルを新規投入


「ヒュンメル」ディエトロD ¥9,800


「ヒュンメル」ニーノ(レディスのみ)¥11,000


「ヒュンメル」ベッキオ ¥11,000

 デンマークのスポーツブランド「ヒュンメル」のシューズ売上げ構成比は約20%。うちスポーツスタイルシューズの展開は05年春夏が9アイテム、05年秋冬の新製品が7アイテムと始まったばかりだが、05年春夏商品の受注状況は目標を20〜30%上回り、今後はさらに伸ばせると見込む。
「会社本体がシューズに注力していることもあり、本格展開していく機動力は十分。また古い歴史をもつヨーロッパ発ブランドであることなど、日本で好まれる要素も備えている」(ヒュンメル事業部 山川貞治係長、以下同)。
販路は現在30〜40店舗。有名アパレルブランドとのコラボレーション商品を1日に100足売り、セレクトショップでの売り先を拡げる一方、靴専門店の販路を増やすべく大手チェーン小売との取り組みも進めている。「売場は差別化に悩んでおり、まだ知名度の低いヒュンメルに起爆剤的な面白さを求めているようだ」。
05年秋冬の新製品では、ダメージ加工の革やヘビ柄の型押し素材などでトレンド性を高めている。5月末からはブランド色が薄くコーディネイトしやすい、レディスのシリーズも新規投入していく。06年春夏からはインポートも扱う予定。


■ヒュンメルHP