今月の記事 ピックアップ   2005.7
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輸入動向
・ 靴は足数、金額とも2ケタの伸び。インポート比率が高まる。
・ 革靴の輸入は足数1ケタ、金額2ケタの伸びとなり、平均CIF単価はさらに上がる結果に。
・ イタリアからの革靴輸入は、足数、金額とも2ケタの伸び。
・ アジアからの革靴輸入ではカンボジアが2ケタの伸びで、中国にさらに迫る。
・ 低迷が続いていたスポーツは、非革スポーツを中心に高い伸び。



靴総輸入量
5億2656万足
非革のサンダルとスポーツが大きく伸びる
靴の総輸入量は5億2600万足、前年比114・0%、金額3248億円、前年比116・5%の結果。
足数で最も多いのがキャンバス靴で、全輸入足数での比率は44%、次いでゴム・ケミカル靴28%、非革サンダル16%、スポーツ靴8%、革靴4%。03年度にはおよそ5割を占めていたキャンバス靴は、前年をクリアしたものの、5ポイントほど比率を下げている。
一方、大きく伸ばした非革サンダルは4ポイントほど比率を上げている。スポーツも2ポイント弱伸ばしている。
割当枠が1200万足から増えていない革靴は、今期は2次枠の堅調な伸びもあって2000万足を超えたが、全体の比率は4%弱で、前年よりも0・3ポイント下げている。
 国別に見ると、足数上位国はアジア諸国で、いずれも前年をクリア。しかも台湾を除いて2ケタの伸びとなっており、上位国と下位国との格差ができている。上位国の中で大きく伸ばしたのがベトナム。香港も再び上位に進出している。また、特恵関税国ではバングラデシュ、ミャンマーが高い伸びを見せた。
 一方、ヨーロッパ諸国では金額集計の上位10ヵ国に3ヵ国が登場、いずれも2ケタの伸び。イタリアやスペインはここ2年ほど低迷していたが、今期は足数、金額とも前年をクリアしている。