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7月号特集

２．ヨネックスの商品開発

衝撃を吸収するのに反発する。パワークッションは相反する２つの機能を 高いレベルで発揮している  バドミントンの世界では誰もが知る世界のブランド・ヨネックス。同社は、ほぼ10年おきに新規事業を興し、売上を支える柱に育成してきた企業だ。 20数年前にはゴルフの分野に乗り出し、その10年後にはスノーボードの分野に進出。そして2000年に新たな事業としてフットウエア事業を立ち上げた。ウォーキングシューズ市場では後発ながらも、軽量衝撃吸収材「パワークッション」でファンをつかみ、売上はすでに19億円規模に達している。 　パワークッション自体は、同社がさまざまなスポーツシューズを手掛ける過程で誕生した。その優れた機能は、数値を見れば明らかだ。衝撃吸収性は軟質ウレタン素材の１・３倍、反発性は３倍、筋肉疲労度は10％減、重量は約10分の１。市場にはゲル状の衝撃吸収材はあるが、重く、反発力に欠ける。衝撃を吸収しながら反発するという相反する２つの機能、他の衝撃吸収材よりも格段に軽いという利点を備えたパワークッションは、いまでも改良が続けられているが、テニス、バドミントンシューズに使用し始めたのは、約10年前。この時、同社では他の分野に生かすことを検討し始めたという。･･････続きは本誌に 人工皮革ソフトパーカッシオを採用したレディス用のスニーカータイプ（￥12,600） 特集内容 ヨネックスの販売戦略●菅原俊一 ブランド戦略を聞く／ヨネックス・米山 勉常務 売場レポート●浅原孝子 小売店のコメント