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特集 クールビズ需要を取り込む |
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昨年の夏、環境省が提唱した夏のビジネス・スタイル、クールビズ。官庁主導のファッション提案であったが、ネクタイなし・上着なしのスタイルは、涼しく格好よく働ける服装として、広くビジネスマンに浸透した。 この新しいビジネス・スタイルに対し、シャツメーカーは新たな需要を取り込み、売上げの活性化につなげたが、靴業界の対応はまちまちであった。提唱された時期がシーズン直前だったこともあり、カタログを作ってシーズンに臨むメーカーにとっては時期を逸したところもあった。一方で既存の商品ラインの中で対応し、買い増し需要につなげたとこともあった。 06年夏商戦は各社どう対応するのか。05年の状況を踏まえ、クールビズはビジネスマンの夏のスタイルとしてさらに一般化するという見方から、主要ブランドの中でクールビズ対応の商品を展開しているところは多い。さらに、環境問題を考えた動きは社会全体の流れ、といった認識から、クールビズ・スタイルを商品企画に取り込んでいる企業もある。また、クールビズの提唱をきっかけとしたビジネスシューズのカジュアル化の流れを07年問題(団塊世代が一斉に定年を迎える)と絡め、大人のカジュアル商品を提案する好機ととらえているメーカーもある。 ここではメンズ各社の06年夏クールビズ対応商品を見る。 |
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ドレスダウン・ビジネス ボタンダウンのシャツに合わせ、足元もライトな感覚の靴へのはきかえを提案する。ポイントは黒以外のブラウンやキャメル、ネイビーなど明るめの色を打ち出すこと。ラストは細めで底周りの軽いイタリアンやブリティッシュ・テイストのクラシックなもので。ビジネス対応の商品であり、カジュアルになりすぎず、ドレスダウンしたもので、ビジネスシューズの買い増し需要を狙う。
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