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フットウエア・プレス  2006・10
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これで、ロングセラー

「ティンバーランド」カールスバッド54556
アウトソールではき良さを高める

04年に投入以来、好調な売れ行き
 足は歩くときにつねにカタチを変えている。だから靴も足の動作にあわせてカタチを変えるようにしたら快適で、スムーズな歩き心地が得られるのでは・・・・。その発想から生みだされた機能がティンバーランド社独自のスマートコンフォートシステムだ。同システムは01年から靴に搭載されているが、中でも「カールスバッド54556」は04年秋の発売以来ずっとコンスタントに売れ続けている人気モデル。シーズンごとに変わるモデルが多い中で、ロングセラー商品だ。
 スマートコンフォートシステムの機能面の特徴は、アウトソールに縦溝があること。この溝が足を踏み込んだときに伸びるというしくみで、靴の機能やクッション性を高めている。またインソールやアウトソールに機能を持たせることで、ミッドソールを薄くすることができ、スマートなデザインが可能となる。
 ところが「カールスバッド」はそのコンセプトから若干外れたところで人気を保つことになった。他の商品に比べてミッドソールの厚みを残し、クッション材も入れている。その結果、クッション機能が高く、さらに足の動きにあわせて溝が拡張するアウトソールが加わり、スマートコンフォートシステムの靴の中ではいちばん機能性が高く、クッション性のいいモデルとなった。このはき心地の良さがユーザーに好評で、同社にとっても予想をはるかに上回る人気をよぶことになったという。

「カールスバッド54556」。価格は\16,800(税込み)。オイルレザーのソフト革でフィットする


3本の溝が特徴のアウトソール。インソールは部分によって堅さが違う

続きは本誌に。