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特集ダイジェスト
関東・関西
繁盛店の秘訣
アップフィールド 草津店(滋賀・草津市)
個性派スニーカー集積で年商2億円を確保

 近年、京都や大阪のベットタウンとして、人口増加が目立つ滋賀県草津市。中心部の駅前は百貨店やGMSがあるが、なかでも集客力が高いのはGMSとホームセンター、専門店20店舗が集まったオープンモールのエイスクエアだ。同モールに開業時から入居するアップフィールド草津店は、スニーカーの特徴的な品ぞろえで高い売上げを確保している。
アップフィールドは滋賀・彦根に本社を構えるスポーツ小売店、ウエダスポーツが11年前に開発した業態。スニーカーを中心としたカジュアルシューズとスポーツアパレルを2本柱に、現在8店舗を展開する。今年に入ってモレラ岐阜、イオン高の原SCに2店舗を出店し、県外進出も果たした。順調な店舗展開の中で、草津店は全店で売上げトップの2億円を誇る有力店である。

 


トップスマルシマ(川崎・多摩区)
地域ニーズに応える品ぞろえ2ケタの伸び継続

都心部から離れた私鉄沿線のローカルな小さな駅前商店街で、毎年売上げを2ケタずつ伸ばしている路面の靴店がある。新宿から30分。多摩川を超えて京王相模原線・稲田堤駅前商店街にあるトップスマルシマだ。
トップスマルシマは小型ビル1階にあり、売場面積35坪。フルラインで最近はヘップやスリッパも扱い始めた。店頭に特価台を置き、店内はレディス、キッズ、運動靴、スニーカーとアイテムごとにフルサイズびっしりと並べている。見掛けはけして奇麗な靴店とはいえないが、地域のニーズなら何でも応える姿勢の品ぞろえだ。


エコー 千葉C・one店(千葉・中央区)
ワンブランドで年商約1億円のFC店

JR千葉駅と京成千葉中央駅とを結ぶ高架下のSC「C・one」(シーワン)に、02年9月に「エコー」ブランドのFC店としてオープンした「エコー千葉 C・one店」がある。以前は婦人靴店だったが、競合が激しく価格競争になりがちな立地のため業態転換した。店の左側面は駅利用者などが行き交う高架下の十字路に面しており、SC内店舗というより独立した路面店の形となっている。
取材時は豪雨に見舞われた月曜の午前だったが、来店客は引きもきらない。20坪の売場ではオーナーの松島壮介さん・直美さん夫妻と、それぞれ2年・4年勤務のパート社員2人が皆てきぱきと接客や在庫整理などをしている。来店数は1日平均40人くらいというが、取材中すでに10人以上が訪れた。客層はおもに30〜50代で女性が7割。買い上げ客数の2割以上がリピーターという。

 


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