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アイテム別マーケティング 軽さとクッション性を基本によりトレンド感求める 本誌は04年8月号で初めて「スタイリッシュコンフォート」を提案した。機能性だけでなくデザイン性も追求したこのカテゴリーは、2年間で大きな市場に成長している。今後もさらなる需要の拡大が期待されるスタイリッシュコンフォートの現状を小売店5店舗の取材でレポートする。 *文中ではスタイリッシュコンフォートをS・Cに略して表記
販売動向 百貨店、専門店ともに販売比率高まる
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今年3月の全館リニューアルを機に、デザイン性と機能性を兼備した新しいウォーキングを集積したモードウォーキング売場を12坪で新設。「かねてからはきやすくておしゃれな商品への要望があり、潜在的な需要を見込んで売場として独立させました」(婦人雑貨部婦人靴係)。 展開ブランドは「アラヴォン・バイ・ニューバランス」「ノーネーム」「コンポジション9」「アルコジョイ」「クラークス」など。売上げトップは機能性が充実している好評の「アラヴォン・バイ・ニューバランス」で、高寸スニーカーの「ノーネーム」も「圧倒的なリピーター需要」に支えられて売上げをけん引している。全体的にはモカスリッポンやカッター系、素材コンビなどトレンド調の商品が人気。客単価は1万7000円前後。
売上げ構成比7割を占める婦人靴の中で、S・Cは「ガボール」「ヨシト」「マイジー」などエレガンステイストのパンプスやサンダルが主力。カジュアルでは旅行用としての需要もある「シンク」が好調だ。 中心客層は40代以上の主婦。「20〜30代の娘を持つ50〜60代の女性はおしゃれに関心が高く"ださくないもの"を求めます」(小林徹司店長)。具体的には2〜3cm程度のヒールがあり、細身でスマートなデザインが好む。エナメルやメタリックのトレンド素材の手取りも良く「3色展開なら、色ものから売れていく」という。 一方で「50代でエレガンス調のヒールものを求める人もいれば、30代でナチュラル系のカジュアルを好む人もいる。ライフスタイルによる消費が目立つようになった」ため、一概に年齢ではくくれない傾向も出てきているようだ。
販売動向の続き、商品傾向、その他のショップレポートは本誌に |
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