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Life Style BAG ライフスタイルバッグの開発現場
ジャーナリスト 三田村蕗子
バギーポート(バギーポート)
 斬新な素材から発想したバッグで、メンズのカジュアル市場をリード

使い勝手の良い『道具入れ』を作りたかった
 神戸発カジュアルバッグ・ブランド、バギーポートが生まれて、今年で16年。「5年、10年たっても飽きのこないシンプルで丈夫なバッグ」という基本理念はスタート時から少しも揺らぐことなく、メンズカジュアルバッグ市場の拡大に貢献してきた。
91年10月にバギーポートを立ち上げた池上勝久社長社長は言う。
「当時は、メンズカジュアルバッグといってもバリエーションが少なく、あってもファッションバッグがある程度。私が目指したのは、がっしりとしたタフな鞄。無骨だが、間口が広く、物が出し入れしやすく、使い勝手の良い『道具入れ』です」。
 池上社長のこの思いは、ブランド名にもよく表れている。「バギー」とは、「大きな鞄」を意味する言葉。これに、池上社長は「神戸ブランドはイメージが高い」と、神戸港を象徴する「ポート」を組み合わせた。
 主要客は、20代〜30代の男性だが、特に男性向けとうたってはいない。「バッグ業界は、5番の糸以上を使うとメンズとされているが、それは業界内での区分に過ぎない」と池上社長。実際に、オフタイム用に大振りのバッグが欲しいという女性にも支持され、いまや、男女の割合は6対4だ。
続きは本誌に
HP=http://www.baggyport.com/

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