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靴売場の販売員が消費者からよく質問される、革靴のお手入れについての項目をまとめた。それらの質問への回答例を紹介する。(回答協力=エス・アイザックス商会・鳥井田浩一部長、彩革の匠・安富好雄代表) ※回答は一例であり、製品の素材や状態により異なる場合もあります スムースレザーと起毛レザー(ベロア、ヌバック)の手入れ方法の違いは?
スムースレザーは、新しいうちは着色力の低い「コロニルウォーターストップクリーム」などを使います。クリームをほんの少量つけて全体に伸ばし、きれいな布で乾拭きします。古くなってきたら、だんだん着色力のある靴クリームを使用するとよいでしょう。 また、起毛レザーはブラッシングが基本になります。ドライタイプの汚れには生ゴムブラシで汚れをとります。部分的なドライタイプの頑固な汚れにはスウェードクリーナー(砂消し)やソフトガム(消しゴム)を使います。油汚れには泡タイプのスプレー剤で汚れを落とし、乾いた後にブラッシングし、最後に起毛専用の防水スプレーをかけます。デリケートなヌバックはとくに慎重に扱うようにしましょう。 アニリンレザーやハ虫類など高級素材の手入れ方法は?
アニリンレザーは通常の油性クリームやぬるだけの手軽なクリームは革の風合いを損ねやすいので、不向きです。「コロニルプレミアムシリーズクリーム」や「コロニルウォーターストップクリーム」など、デリケート素材用のクリームをおすすめします。ほんの少量つけて全体に伸ばし、きれいな布で乾拭きします。 ハ虫類系はエキゾチックレザー用のスプレーを吹き付け、その後、きれいな布で乾拭きします。 最近多いダメージレザーの手入れ方法は?
雨の日、急に濡れてしまった後の手入れは?
しつこいシミはタオルで押さえ込むように繰り返すと効果的。ただシミ抜きできるのは、水拭きした時に薄黒く水が染み込む革だけに限ります。表面を防水加工している水が染み込みにくい革は、シミ抜きできませんので注意してください。 カビが生えてしまった靴を再生させる方法は?
乳化性クリームと油性クリームの違いは?
市販されているものでは、乳化性がビン入りやチューブ入り、油性は平缶入りなので店頭でも見分けがつきます。 続きは本誌に |
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