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特集ダイジェスト ビジネスチャンスのラージ&スモール
スモール&ラージサイズを展開する専門店

セブン・アンド・ア・ハーフ (札幌・中央区)
希少性高いインポート強化で売上げ伸ばす

札幌市の中心部、大通り沿いのビル2階に立地する25〜27p展開のラージサイズ専門店。社長の横田千果さん自らがラージサイズだったことがきっかけとなり、7年前にオープンした店である。現在は実店舗と並行して、自社ホームページによるインターネット通販も行っている。
昨年は天候不順が要因で婦人靴市場は伸び悩んだが、同店の売上げは前年比10%増と2ケタ台の伸びで好調だ。けん引役となったのは売上げ全体の7割を占めるインポート商品。横田社長がミカムなどの海外見本市に赴きイタリアやスペイン、イギリスなどの欧州ブランドを中心に直接買い付けている。買い付けのポイントはブランドの希少性という。
「ここ数年で札幌市内の百貨店や専門店でも、国産のライセンス商品を軸にしたラージサイズ展開が増えた。これらの競合店と差別化するために、他店では扱いの少ないインポートブランドの強化した結果成功した」と横田さんは話す(以下コメントはすべて横田社長)。
インポートの伸びは全国から発注があるネット通販にも共通する傾向で、昨年はその流れが特に強かった1年だったという。ユーロ高の影響で平均単価は今秋冬で3万円と前年よりも5000円近く上がっているが、「他店にないものなら」とお客の理解は得られているようだ。
HP=http://www.seven-and-a-half.com/712/s_flame.html


ワシントン アプロプリエイト(東京・銀座)
25〜27pのオリジナルを主とする専門店

ワシントン靴店(東京・港区)が展開するワシントン アプロプリエイト(旧店名・レディスLサイズショップ)は、昭和40年代に銀座ワシントン本店内にオープンして以来、2回の移転を経て40数年の実績をもつラージサイズの婦人靴専門店。
現在はビルのワンフロアを占める60坪の売場で、店内約650点の半分以上を占めるオリジナル「ワシントン」を中心に幅広い年齢層に向けた品ぞろえを行う。中心価格は1万5000円でレギュラーサイズより1000〜2000円高い。
サイズ展開は25〜26.5pを中心に27pも増やしつつある。ウイズ展開はE〜4Eだが、C〜Dウイズなどへの要望も目立ってきた。とくに30代以下では長身でスリム、足幅も細く薄いお客が多い。「C〜Dウイズ展開を強化していく必要がある」(遠藤実マネジャー。以下コメントはすべて遠藤さん)。
HP=http://www.washington-shoe.co.jp/w/index.html