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07年上期靴輸入実績 07年度上期(4〜9月)の通関統計から集計

革靴は足数で6%、金額で13%の伸び
――アジア勢がさらに伸ばし、欧州勢は低迷


輸入動向
●上期の靴輸入は足数で7%の伸び。品目別ではスポーツ靴と1次革靴の紳士靴のみ、前上期を下回る結果に。
●金額は13%の伸びを見せ、革スリッパとスポーツ靴を除いて全ての品目で伸ばしている。最も伸ばしたのが2次革その他の49%増。
●国別ではアジア勢がさらに伸ばしたのに対し、欧州勢は足数でのマイナスが目立つが、単価アップで金額は前上期をクリア。
●依然、特恵関税国からの輸入が増えており、TQ枠輸入との差は足数で50万足ほどとさらに小さくなっている。
●革靴の平均CIF価格は4704円。前上期よりも275円上がっている。

靴  3億0994万足
07年上期(07年4〜9月、以下当上期)の日本の靴輸入実績(スキー、スパイクシューズは除く)は、足数3億0994万足、前上期比107%、金額(CIF価格※)2255億円、同113%であった。前上期は足数の多いゴム・ケミカルや非革サンダルの伸び悩みで、足数で前期実績を割る結果となっていたが、当上期はプラスに転じており、さらに単価アップの傾向を見せた。
品目別に見ると、ゴム・ケミカルが最も伸ばし、スポーツは前上期割れに。スポーツは前上期も低迷したが、さらに足数で2ケタの下げとなった。この結果、品目別の足数での構成比はキャンバスシューズ42%、ゴム・ケミカル31%、非革サンダル19%、スポーツ5%、革スリッパを含む革靴3%の構成比で、ゴム・ケミカルが伸び、スポーツが下げる結果となった。
国別に見ると、主要国では中国、ベトナム、カンボジア、バングラデシュ、ミャンマーが増加し、ほかは2ケタの減少と分かれた。