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クッション性に優れたリサイクルソール  ロングセラーは歴史の浅い新興のブランドにも存在する。スペインのエル ナチュラリスタ社の「エル ナチュラリスタ」のクロッグタイプ「イグドラジルＥＮ００６９」もそのひとつ。シードコーポレーション（静岡市）が日本市場で紹介したのは05年だが、女性向けモデルとして発売以来ずっと売れている商品だ。エル ナチュラリスタ社は、自然界のあらゆるモノからインスピレーションを受け、シンプルかつ創造的な製品開発を目指しているメーカー。すべてのモノが自然に帰するという考えを持ち、製品はエコロジー発想で作られているのが特色だ。 人と環境にやさしい靴づくりは、「イグドラジル」ではアウトソールで具体化されており、廃材を加工してゴムと混合させたリサイクルラバーソールを採用している。この１００％リサイクルラバーはクッション性も十分に追求されており、はきごこちも好評だ。製品は手にしたときはやや重量感があるが、トレッキングシューズのように、アウトソールが重い靴は逆に足が疲れにくいという効果を生む。 またアッパーにはベジタブルタンニンのレザーを使い、革は岩や石と一緒にドラムの中でかき回すことでやわらかさと独特の風合いを生み出してゆく。さらに野菜を使った染色で、自然な風合いの革に仕上げている。 続きは本誌に |
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今月の記事・ピックアップ 2008・7