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![]() 廃タイヤチューブで存在感を見せる リサイクル素材を活用したバッグを目指す 何か社会的に意味のある仕事をやってみたい……。この思いを実現しようと、堀池洋平さんは広告代理店勤務から転身を図り、06年にモンドデザインを設立。07年に廃タイヤチューブをバッグ素材としてリサイクル活用したブランド「シール」を立ち上げた。 もっとも、堀池さんは最初から廃タイヤチューブを素材として考えていたわけではなかった。 「ウエットスーツや建築現場で使用されているシートなど、いろいろな素材を候補として挙げ、調達や加工しやすさという項目で点数をつけていきました。結果、もっとも点数が高かったのが廃タイヤチューブだったんです」。 ![]() 現在、廃タイヤチューブを提供しているのは産廃業者、洗浄しているのは食品トレイを専門に扱っている業者だ。裁断はパートの女性を雇って手作業で行い、縫製はバッグの職人に依頼している。 ![]() コラボレーションモデルが知名度を上げる バッグを製作する上で堀池さんがもっとも重視しているのが、素材の持ち味を殺さないという点だった。 「水を通さず丈夫なのがメリット。ただし、タイヤは円状のため平坦な型抜きは難しい。うねりが出ていますが、むしろこれを生かそうと考えました。タイヤの湾曲を生かして自然な丸みを出すようにしています」。 タイヤ素材はカチッとしたフォーマルなバッグにはしづらいが、丸みのあるやわらかなフォルムのバッグなら向いている。多くの重ね縫いは難しく、白いステッチはグレーに変わってしまうというデメリットもあるものの、堀池さんはこうした制約を前向きにとらえて「シール」らしさを追求していった。 続きは本誌に |
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