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INTERVIEWインタビュー

  ユナイテッドアローズ オデット エ オディール部

アパレル小売大手のユナイテッドアローズ(東京・港区)が「オデット エ オディール」を立ち上げて6年。婦人靴主力の服飾雑貨業態として直営18店舗を展開し、市場での存在感を増している。同業態を担当するオデット エ オディール部に、現状の商品構成や店作りについて聞いた。

――婦人靴とその他の服飾雑貨の構成比を教えて下さい
 現在の商品構成比は婦人靴が70%、バッグやアクセサリーなどの服飾雑貨が30%です。当初は90%が婦人靴でしたが、来店機会を増やすため意識的に靴以外のアイテムを拡充しています。中心価格2万5000円〜3万5000円のバッグは、国内外からの買い付けと一部オリジナルで展開。アクセサリーやアロマキャンドルなどの雑貨は大半が別注品で差別化しています。いずれもある程度のボリュームの面陳列を行い、消費者に服飾雑貨の存在を印象付けることができました。この数年で得た販売データを生かし、今後はもう少し絞った提案をしていきます。

――婦人靴はPB(自主企画商品)が主力ですね
婦人靴の90%がPBで、あとはシーズンテーマに合わせて買い付けるインポートです。4ブランドで構成するPBは、価格帯別ではなくターゲット客層とその客層が使うシーンやスタイリングに基づいて役割を分けています。全体の中心価格はパンプスで1万9000円〜2万円、ブーツで3万5000円〜3万6000円。価格設定では1000円単位の小刻みな展開は避け、上と下の線引きをはっきりさせるよう気をつけています。

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