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![]() 同店の特徴の1つは、ラストをフットベッドと一体化させ、足を包み込んでサポートするユニオン構造にもある。一般用としては世界でもあまり例がないこの構造がワンランク上のはき心地に直結しているわけだ。 一部、レディスのウォーキング靴も扱っているが、メインは圧倒的に紳士靴。「甲高・幅広の方が圧倒的で40代、50代が中心。プレゼント需要も多く、結納返しでのご利用もありますよ」(シューフィッターの渡邉久美子さん) オーダーは完全予約制。落ち着いた雰囲気の店内で、渡邉さんが靴や足に関する悩みや要望を丁寧にカウンセリングし、3Dスキャナを使って立位と座位の2パターン、左右それぞれの足を計測。その後、靴のデザインやラストの形状を詰めていく。 リピーターが多く 毎月15件の新規注文 ![]() 次に、10日〜2週間後に仮合わせを行う。チェックシューズと呼ばれる塩化ビニール製の靴を合わせて、ラストの修正が必要か否かをチェック。荷重がかかった時の感覚をヒアリングし、甲が当たるようであればラストの甲部分を削るなどして微妙な調整を施していく。完成品が出来上がるのは、仮合わせの5週〜8週間後だ。 難しいのが、圧迫とフィットの境目。ふだん大きめの靴を好んではいている客の中には足に靴がフィットする感覚に慣れていないため、最初は『きつい』と感じることもあるそうだ。だが、リピート注文が多いのは、“フィット”の快適さをお客が確実に体感している証であろう。新規注文も毎月15、16件はあるという。 同店ではゴルフシューズも製作している。「ゴルフのプレーに特化した設計で、足がぶれず下半身が安定すると好評です」と渡邉さん。価格は、紳士靴のラスト制作費(採寸、仮合わせ、インソール制作費含む)が7万8000円〜、基本料金は7万円〜。5種類のデザインが用意されているゴルフシューズはラスト制作費と靴制作費合わせて19万円〜。
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