今月の記事・ピックアップ 2009・10
 HOME > フットウエアプレス >   特集 メーカーの価格対応 レポート・価格戦略
特集 
メーカーの価格対応
本特集では市場の低価格化に対応しているメーカーの動きを見た。売場の要望に応えて価格対応の新ブランドを開発するメーカーがある一方で、1万円を切るカジュアル商品の開発が、現状の価格志向に合致したというケースもある。メーカー6社のレポートとともに、今回登場したメーカーの商品を扱う売場の声や、メーカー各社の商品紹介なども掲載する。

レポート 価格戦略
リーガルコーポレーション 「ヒロミチ・ナカノ」で1万円前後を開発

リーガルコーポレーション(東京・足立区)は今秋冬から、新ライセンスブランド「ヒロミチ・ナカノ」(以下hn、http://www.regal.co.jp/contents/c/c2060)をメンズとレディスで展開している。
同ブランドとの契約目的は、メンズで1万円前後、レディスで1万円以下のカジュアル商品の開発するため。同時に、集客力の高い郊外SCマーケットで展開する売場への商品投入を狙ったものだった。「これが結果的に、昨年後半からの市場変化に対応した価格戦略につながった」(同社)という。
同社が展開する商品では、量販店やSCマーケットに対応できるものが不足していた。今後新たな顧客を獲得していく上で、メンズで1万円前後、レディスで1万円以下の価格帯の商品が必要となり、今回の「hn」導入に至った。
 09AWの価格帯はメンズが8900〜1万5000円、レディスは7900〜1万2000円(ブーツ)。メンズはドレスも提案するが、1万9000円以上の「リーガル」のドレスと比べれば、革であっても低価格な打ち出しだ。レディスの初回構成はブーツ以外7900円、8900円のデイリーカジュアルのみで、ブランド浸透を図っている。



続きは本誌に