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これで、ロングセラー
「レガロ」 RE-1256&RE-2222 (レガロ) 
ノーマルで虚飾を配したヴィンテージレザーのバッグ

 品質と独自性にこだわったバッグや小物類を自社の国内一貫体制で手がける、レガロのロングセラーはヴィンテージレザーシリーズ。いまや「レガロといえばコレ!」というほど業界人やバッグ好きなユーザーに広く知られている存在である。

 ヴィンテージレザーをコンセプトに掲げているのは、使い込んだ味わいや風合い、肌にしなやかにフィットする感触を最大の特色としているため。ピカピカ、ツヤツヤのいかにも新品おろしたて、という雰囲気の対極にあるものだ。ヴィンテージ感覚を生み出すため、06年春夏に登場した「RE-1256」は製品洗いをしてから市場に送り出す、という手間をかけている。

 この商品の好評を受けて登場したのが08年春に誕生した「RE-2222」。こちらは製品洗いをせず、キリリとしたキレイめなフォルムが特徴だ。革に手塗りしたワックスのツヤ感が、さりげなく高品位な雰囲気を醸し出す。デザインは同一でRE-1256はB4サイズ対応(3万6000 円)、RE-2222はA4対応(3万4000 円)と大きさと価格設定の違いだけだ。

 年間販売数はRE-1256が約1500本、RE-2222が約1000本(いずれも09年実績)。不況下においても数字をたたき出す“優等生”だ。色展開は基本5色ほどだが、RE-2222は今年から新色のサンゴピンクを追加するなど徐々に増えている。

修理や微調整に柔軟対応
 人気の理由はまず、ノーマルで虚飾を排したデザイン。これが男女問わず幅広い世代に受け入れられる要素となっている。またRE-1256の場合、汚れたら簡単に洗えるという利点がある(ワックスのツヤ感を楽しむノンウォッシュタイプのRE-2222は洗うことは勧めていない)。

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