今月の記事・ピックアップ 2010・5
 HOME > フットウエアプレス >  09年上期靴輸入実績 
09年上期靴輸入実績
 
                                              (09年4〜9月の輸入通関統計から集計)

1次革靴は足数、金額とも前年割れ
― EPA進捗で2次革靴は2ケタの伸び

 09年上期輸入動向
●靴輸入は足数で前上期比100%。非革サンダルとスポーツが前上期を下回る。金額は同90%と低調で、全体に価格低下が進んだ。
●革靴は1次革靴が足数、金額とも前期割れ。とくに金額は18%減と大きく下げた。一方、特恵国とEPA締結国からの輸入は順調に伸び、2次革靴は足数で17%増に。
●国別に見ると、ミャンマー、バングラデシュ、台湾が2ケタの伸び。革靴ではミャンマー、ラオスの躍進が目立つ。
●革靴の平均CIF価格は3851円、前上期比82%と大幅に下がった。

 
3億0875万足 

09年上期の靴総輸入足数は前上期比100%、3億足台を維持した。金額は前上期比90%と2ケタのマイナス。1足の平均単価はさらに下がっている。
全靴輸入足数の92%を占めるのが中国。2億8470万足、前上期比100%は2期連続の横ばい。上位10ヵ国で欧米勢はイタリアのみ。同国は前年の6位から7位の下げており、さらにアジア諸国のウエートが高まっている。
足数で2ケタの伸びはミャンマー、バングラデシュ、台湾。特恵国からの輸入がさらに伸びていることがわかる。台湾はゴム・ケミカル靴と非革サンダルが大きく伸びている。フィリピンはキャンバス靴を主力に前期に続いて伸ばしている。イタリアの減少は革靴の低迷が影響した。