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特集 
人が集まる、お客が喜ぶ
特集では靴専門店が実施している集客のための各種イベント、販促を取り上げた。足型計測会や相談会など足や体の健康に関連したイベント、体験を通して靴やウェルネス商品の機能性を理解してもらう販促企画、エコロジーやチャリティー活動にもつながるような靴の下取りフェア、プレゼントや各種割引企画などさまざま。また、化粧品店や飲食関連のユニークな販促も取り上げた。

1 相談・計測・実演イベント
 足の健康や歩行指導をテーマにした消費者参加型の各種イベントが開催できるのは、ほかの業種にはできない靴店のメリット。専門的な知識や技術を持って、多彩なイベントが行われている。


シューズショップコマツ WEBサイト

 ウォーキング大会にブース出展
鳥取・倉吉市のウォーキング専門店。岸田寛昭代表は04年に「NPO法人未来」を設立、多様な業種のメンバーと地域活性化に取り組んでいる。同NPOでは年5〜6回のウォーキング大会を主催しており、特に2日間で約4000人が参加する「日本海未来ウォーク」は、韓国の参加者も多く日韓交流に貢献する一大イベントに成長した。
 同店はこれらの大会にブース出展し、売場で扱っているシューズやノルディックポール、万歩計、サングラス、ウェアなどを販売。販売額は小さい大会で10万円〜、日本海未来ウォークでは50万円ほどと好調だ。売場では大会前に店頭やチラシでの告知や販売フェアを行い、参加を促しながらシューズのはきならし方なども指導する。




ゲンキ・キッズプラス(ムーンスター) WEBサイト

子ども靴専門店で行う「足の計測会」
ムーンスターが全国13店舗で展開する子供靴専門店。主にショッピングセンター内店舗が多く、主要各店ではSCのイベントスペースなどで3〜4ヵ月に1回の頻度で「足の計測会」を開催する。計測は店舗に設置している足型計測器「フッ撮る」2台で行う。
集客力の高いSC内イベントとして定着しており、東京のイオンモールむさし村山ミューでは、9月の土日2日間で約1000名の子どもたちの足を計測した。地方店舗でも2日間で600〜800人を計測する集客力の高いイベントとなっている。
計測後は子どもたちの保護者に店舗で使える商品割引クーポンを渡している。回収率は平均20〜30%だが、イベントを売場の正面などで行う場合は40〜50%という高率になる場合もあるようだ。
 
 

イオンモールむさし村山ミューでの開催の様子

続きはFWP本誌に