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10年度上期靴輸入実績(10年4〜9月の輸入通関統計から集計)

革靴は足数が一次、二次とも伸びる
――革スポーツが久々の伸び

  ポイント
●市場低迷の中でも依然、輸入靴は拡大傾向にあり、足数は合計で4%の伸び。金額は前上期並み。
●革靴は一次革靴が2ケタの伸び、2次革靴も8%の伸びと好調。
●革スポーツは足数が久々に伸び、非革スポーツは前上期に続いて伸ばす。
●ノン・レザーではゴム・ケミカルが2ケタの伸び




   3億2200万足 

合計足数は4%の伸び。トップの中国を除き、6位まではいずれもASEAN諸国で足数2ケタの伸び。ベトナムは革靴、革スポーツ、ゴム・ケミカルを好調に伸ばしている。インドネシアは紳士革靴、スポーツ、キャンバスで輸入量を増やした。ほか3ヵ国はLDC(後発開発途上国)で、これまでの2次革靴よりスポーツ、キャンバス、非革サンダルの伸びが目立つ。
中国の靴輸入全体のシェアは92%。特にキャンバスのシェアが高く、98%になっている。


 革靴   1100万足

足数は2ケタの伸びとなった一方、金額は前上期割れ。低価格革靴のウエートが高まっているほか、円高の推移も影響している。平均CIF価格で見ても前上期比12%のマイナスになっている。トップの中国の革靴シェアは30%。最も伸ばしているのが中米のドミニカ共和国。LDCではないが、前期より靴生産国として注目されている。ちなみに同国の平均CIF価格は2800円弱。

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