今月の記事・ピックアップ 2011・11
 HOME > フットウエアプレス >  アイテム別マーケティング スニーカー
アイテム別マーケティング
スニーカー
依然衰えぬトーニングの人気。 アウトドアスタイルも市場の鍵を握る
スニーカーをデザイン重視の「ライフスタイル」、競技用や高機能シューズを除いた「スポーツ」の2つに大きく分けて取材を実施した。浮かび上がってきたのは、トーニングシューズとアウトドアスタイルのスニーカー旋風が吹き荒れるマーケット。どちらも本来の用途にとどまらず、普段の生活の中にとけ込み、利用者を着実に広げつつある。勢いはまだまだ続きそうだ。(ジャーナリスト/三田村蕗子)

■取材企業 オッシュマンズ新宿店 新宿小田急ハルクスポーツ アスビー イオン土浦店(ジーフット)
                スーパースポーツゼビオ 葛西店   

商品傾向

ライフスタイル

ライトアウトドア
夏場の野外フェスティバル需要にも押し上げられ、キーンなどのトレッキングシューズが絶好調。かつては40才が上限だったが、いまでは60歳代や女性も市場の担い手に。客層が広がっている。

      
メレル カメレオン2 MID(丸紅フットウェア)¥15,800  
   
 爆発的なヒットを記録したキーンのサンダル。秋冬も順調な出足。アウトドアスニーカーの象徴的ブランドだ    


素材感の演出
トレッキング機能のないスニーカーにDカンを施したり、シューレースブーツ風に仕上げるなどの「アウトドアスタイル風」が急増。スエードやウールで素材感を演出したタイプも人気だ。
     
 ムートンやスエード、ウールなど、冬の素材感を表現したスニーカーは女性はもちろん、男性にもアピールしている   アドミラル Inomer HI(オッシュマンズ別注/双日ジーエムシー)¥8,500 



スポーツ

トーニングの選択肢増加  
とどまるところを知らないトーニングシューズ人気。プーマのボディトレインやムーンスターのカロリーウォークなど、デザイン性を重視した新顔も参入し、客の選択肢が増加。新たな客層を獲得している。
     
 いずれの店舗でもイージートーンは絶好調。スニーカー市場を押し上げるけん引役だ    ヒール付きなど、デザイン性の高いアイテムで人気のカロリーウォーク。トーニングのすそ野を広げている

ボーダーレス化
トレイル対応のジグテックやナイキのランニングシューズ・フリーがタウンユース用として利用されている。街ではく靴にも機能がほしいという「スポーツとライフスタイルのボーダーレス化」が進行中だ。
     
トレイルラン対応のジグテック。カジュアルとして訴求する店もあればスポーツ機能を訴求する店もあり様々     ナイキ・フリーも普段ばきとしての利用が目立つ。スポーツとライフスタイルのボーダーレス化が進行している

販売動向、今後予測、各売場レポートは本誌に