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12年春夏バッグトレンド (バッグ各社春夏個展より)

全体傾向
バッグマーケットは単価も下げ止まり、せっかく買うなら良いものを選びたいという気運が高まっている。今春は気持ちも明るく晴れ渡るような色と柄がポイントに。手作り感が伝わるクラフトディテールも欠かせない。
また、メンズにもカラフル化の波が来ている。若い男性層は赤やイエローなどの明るい色を持つことに抵抗も薄れている。ビジネスではデジタルガジェットに対応可能なセカンドバッグが注目。

 レディス

1. カラフル系
カラーは今までの春ものよりワントーン明るめ。注目色は光を彷彿させるオレンジやイエロー。
1本の中に多くの色を使ったマルチカラーのアイテムも増加。ボディーとタッセルの色をコンビにする工夫も。
単色だけで見せるよりも、店頭ではカラーバリエーション豊富に展開することがポイント。

         
「ZABEDE」(コロネーラ)   「EN」(ハーベスト)     「アンチフォルム・デザイン」(井野屋)

     
 「see saw」(マロード)    「バサラ」(プリンセストラヤ)


2.コンサバ・ナチュラル
きれいめが復活。今年は革ゾッキに加えて、軽くナチュラルな布帛使いが増えそう。
カジュアルなムードから上品なフェミニンへとシフト。小〜中振りサイズも注目。
光沢素材が復活。箔加工などで抑え目にしたキラキラ感。クールに仕上げるのがポイント。

       
 「ココネオ」(高屋)      「see saw」(マロード)
       
 「ラグナムーン」(クインバッグ)      「バルド・ロゼ」(レガロ)


その他、3.パイソン、4.異素材系、5.ミニバッグ、大きめ財布&小物の記事はFWP本誌に


 メンズ

1. 男のカラー
今春はメンズでもカラーの提案が不可欠となる。
レザーでは赤やブルーをアンティーク調に仕上げたものが必要。ナイロンや布帛ではイエローやグリーン、パープルなどより大胆な色がいい。
スポーティーな形状ではマルチカラーや色コンビもそろえて、メンズバッグの売場を華やかにしたい。

       
 「Relate」(井野屋)      「ムスタッシュ」(ハーヴェスト)
       
 「スロウ」(井野屋)      「ダブルス」(ハーヴェスト)


2. 肩掛けトート
オンでもオフでも兼用できるアイテムとして「トート」が完全復活する。
バッグ本体はシンプルなスクエア形だが、持ち手の部分が「より細く」「より長く」なっているのが今シーズンの大きな特徴。肩に掛けてトートを持つ男性が増えていることが影響している。

       
 「クリード」(井野屋)      「VALTH」(トップラン)

     
 「キファーノイ」(マツモト)    「DECADE」(カヴァース)

3.ボディーバッグ進化系、4.セカンド/ポーチ、5.ナチュラル/帆布の記事はFWP本誌に