今月の記事・ピックアップ 2012・4
 HOME > フットウエアプレス >  家計調査に見る 靴とアパレルの市場規模
 
    アルコット 徳江実
3月号に引き続き「家計調査」データを使う。今回はアパレルの市場規模を靴と比較しながら見る。数値の求め方、調整の仕方は3月号と同じ。


1 アパレルの市場規模は8兆1000億円、10年間で25%の減少

 ファッションの中心、衣料品は国際化の影響が靴以上に大きく、低価格化が複合的に進行。マーケット規模は大幅に縮小した。
 衣料品の市場規模(推定小売額)は年々減少。2000年の10・8兆円から10年は8・1兆円へ、10年間で25%減少した。同年、靴は1・2兆円から1・1兆円と13%の減少。その落ち込み方は靴と比較すると約2倍になる。
 アウターもインナーも下着も単価ダウンがそのままマーケット縮小に直結している。この間、衣料関連企業で伸びたのは、ロープライス戦略のユニクロとしまむらの2社のみ。両社ともにファッション感度を上げ、セルフ販売ながらコーディネイトアドバイスのコンシェルジュを配置している。




続き (百貨店の総売上げとアパレル部門の売上げ、2人以上世帯の1世帯年間支出額、単身者の月間ファッション支出額etc)は FWP本誌に掲載。