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1.落ち込みが少ないバッグ市場 バッグ市場は2010年で8500億円。00年からの10年間で14%ダウン、ピークも同じ10年なので下げ幅も同値。 服は10年間で24%減、ピークから47%ダウン。靴は10年間で13%ダウン、ピークから30%減なので、比較すれば、バッグの規模縮小は軽微だった。 高額ブランドバッグの浸透とメンズカジュアルバッグの拡大があって、単価ダウンも少ない。 特に若い男性のバッグ意識が劇的に変化し、かって、車やバイクに多く消費していた分が、服・靴・バッグなどファッションや美容用品、そして携帯に回った。 ただ、そのメンズ需要をバッグ店だけではとりこめず、百貨店や服店、雑貨店などに分散した。 2.2人以上世帯の1人当たり年間消費額は3100円 2010年で1人年3142円。95年からの10年で6割増の3532円まで飛躍的に増加し、その後、1割強縮小した。 ハンドバッグ・通学用かばん・旅行用かばん・その他のバッグと4つに区分されて、うち、カジュアル系の「その他のバッグ」の消費額は、05年から10年の5年間に2割強も増えている。 平均単価も、ランドセルを含む通学用かばんは1万2766円から1万6268円へと、27%もアップしている。 ちなみに、ランドセルの年間販売数量は小学校の新1年生の人数とほぼイコールで、昨年が109.7万人。1954年の255.4万人をピークに減り続け、団塊ジュニアと呼ばれた層の増加で80年205.6万人と200万の大台まで戻したが、その後は減少一途。 最近は色もピンク以外にブルーやブラウンまで売れている。 他に以下の記事がFWP本誌に掲載されています。 3.女性に近づく男性。男性単身世帯の1人当たり年間バッグ消費額 4.ピークの89%。バッグ小売業の売上推移 5.服店や雑貨店以外にジュエリーや靴店もバッグを販売。バッグ店以外のバッグ売上 6.地域格差が少ないその他のバッグ。都市別・バッグ消費支出額ランキング |
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