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マドラス
ストリートダンスの情報発信拠点 「JADE原宿店」 がオープン



マドラス(名古屋・中区)が12年春夏から販売しているストリートダンスシューズのPB「JADE」のフラッグシップショップ「JADE原宿店」が3月1日、東京・原宿の旧プロペラ通りに路面店でオープンした。
ストリートダンスのパイオニアとして、ブランドを立ち上げた時から計画していたショップ出店は、ブランド発売から1年が経って実現した。
「単にシューズを販売するだけにとどまらず、モノやコト作りの情報発信を行い、ダンスカルチャーの提案をここ日本の原宿から世界に向けて発信していきたい」(東京本社総合企画室プレス・岩田敏臣氏)。
ここではダンスシーンに欠かせない話題を提供するほか、音楽プレーヤーやグラフィックデザイナーが情報発信できる場にもする計画だ。
建物は地下1階、地上2階建て。店内はニューヨークのストリート感あふれるイメージで統一、1階にはDJブースも設置され、イベントなども開催できるようになっている。店内に流れるプロモーションムービーは、ヒップホップ、ハウス、クランプなど各ダンスのトップダンサーがジェイドをはいてパフォーマンスした映像である。
商品は1階(14・5坪)、2階(17・1坪)に置かれるが、この中にはs**tkingz(シットキングス)とのコラボモデルやショップオリジナルが並べられる。また、2階の陳列什器は昇降式で天井に収納でき、閉店後はダンスの練習ができるレンタルスペースとして活用できる店舗となっている。

ダンス市場の頂上から攻略

「JADE」はダンスイベントに協賛し、プロのダンサーやダンスのインストラクターにはいてもらう、頂上作戦で市場開拓に取り組んでいる。「ここではダンスのための機能性が求められるが、同時にデザイン性でも満足させられる商品が必要になっている」(マドラス、岩田達七社長)と言う。このため、社内デザイナーに加え、ダンサーのアドバイスによるファッション提案も行う体制にしている。今後はスポーツ関連の売場へのアプローチも行っていく計画だ。
直営店については、「JADE」ブランドのキャップやTシャツなどアイテムを増やすと同時に、ダンスシューズとして、アスレチックブランドとの違いを伝えられる接客に取り組む考えだ。