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靴とウェルネス雑貨の国際見本市「第47回ISF」が10月8〜10日まで、東京・浅草の都立産業貿易センター台東館で開催された。

今回の来場者数は合計4652人で、前回より8%増えた。業種・業態別では小売が、靴・異業種・大型店などすべてカテゴリーで増え、「周辺で行われている個展や、ショールームも効率よく回れるので便利」といった来場小売の声が聞かれるなど会場として定着してきた。

今回の出展社数は120社。6割を占めた海外からはドイツ、中国、台湾がグループ出展したほか、今回はチャイナ・プラスワンの候補として注目されているベトナムからも11社がグループ出展した。ほかにも8ヵ国からと多彩な国から個別出展があった。こうした海外メーカーからは「浅草は問屋・メーカーが多いので、受注ロットがまとまりやすい」と、浅草で開催することに対する評価が聞かれた。


高い関心を集めた各種イベント

情報発信の場となっているISFでは今回、5セミナー、3実演のほか、フィッティング体験会や浅草靴産地見学ツアー、トークショーなどが行われた。

フィッティング体験会は、日本皮革産業連合会(皮産連)が進めている「足入れの良い革靴プロジェクト」に基づいて作られた婦人靴と紳士靴を実際にはいてもらう体験会で、売場と消費者の双方にメリットをもたらす新しい「靴サイズ表示」に連日、大勢の体験者で賑わった。

「浅草靴産地見学ツアー」は“産地・浅草をゲンキにする”という開催テーマに沿った企画で、浅草の靴メーカーを中心に回るコースと、若手クリエイターの工房を探索コースがあり、バイヤーなどが靴づくりの現場を見て回った。

また、皮産連が“レザーニスト2013”に任命したタレントの浅尾美和さんによる「浅尾美和トークショー」には、200名を超える人の参加があった。ほかにも、コロンブスのブースではシューケアや着色の実演が連日行われ、多くの人を集めていた。