今月の記事・ピックアップ 2014・6
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(13年4月〜14年3月の輸入通関統計から集計)


 
 ポイント
 ・1次革靴は3年連続で前期割れに
 ・2次革靴は2年連続の2ケタ増加を記録
 ・TQ枠の消化率90%、2次革靴のシェアは66%に
 ・円安の影響で、金額は全ての品目で2ケタの伸び 



  6億6000万足 

日本の靴輸入足数は6億6000万足。前期比5%の増加となり、さらに増えている。金額はおよそ5600億円。前期比23%増と大きな伸びとなった。
7000万足を切る国内靴生産量に対して、輸入靴のシェアは90%超えており、円安が進行する中でも靴の海外依存はさらに高まっている。
品目別に伸び率を見ると、数量では2次革靴が13%増と、前期に続いて2ケタ伸びている。ほかにスポーツ靴、キャンバス靴が2ケタの伸び。ゴム・ケミカル靴と非革サンダルはマイナスとなった。とくに非革サンダルは不振で、連続でマイナスとなった。金額についてはいずれの品目も2ケタの増加となった。



 革靴  3100万足 

1次、2次革靴に革スリッパを加えた革靴の輸入足数は3194万足、前期比6・3%増。金額1287億円、同22・2%増となった。上位国の中で前期割れは2位の中国のみで、欧州勢も前期を上回っている。また、LDC(特恵国)やEPA発効国は2次革靴の輸入が順調に伸びており、さらに伸ばしている。革靴輸入のうち、2次革靴のシェアは4ポイント増の66%になっている。
金額は円安進行を反映して1次革靴、2次革靴とも伸びた。一品平均のCIF単価は、1次革靴が6110円、2次革靴が2973円で、さらに差が開いている。
国別にみると、前期からトップになったカンボジアがトップをキープしている。


続きはFWP本誌に
 
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