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![]() ![]() 20年のキャリアを生かし、イミングよくアプローチ高校一年生のときにチヨダの店でバイトとして働き始めたのをきっかけに、学校卒業後、そのまま同社に入社。靴の販売のキャリアはすでに20年におよぶ。同店に就任したのは一年前。ベテラン販売員の粕谷さんに、お客へのファーストコンタクトのタイミングを聞いた。![]() たとえ接客中であってもこの方針には変わりはない。お客に相対し接客に励みながらも目を動かして、他のお客のちょっとした動きも見逃さないようにしているという。 「接客に時間がかかっていて他のスタッフも対応できないような場合には、いま接客しているお客さまに『すみません』と告げ、いったん接客を中断し、他のお客さまに『いらっしゃいませ』『少々、お待ちいただけますか』とお声がけしています。後からいらしたお客さまへの配慮がないと、そのお客さまは自分が無視されたような気持ちになりますからね」。 声をかけたら、粕谷さんはお客が靴をはくシーンについて尋ねている。どういうときにはくのか、どのような理由でこの靴を選んだのか。こうした情報を把握できれば、お客が選んだ靴以外にもおすすめの靴をピックアップし、紹介できるからだ。 接客には時間をかけ、 とことんお付き合いするフィッティングの際には、必ず両方をはいてもらい、爪先の前後とサイドをチェックして店内を歩いてもらっている。どこか痛くはないか、ゆるい箇所はないか。お客でなければわからない感覚について尋ねるが、たとえ多少お客の足にはゆるそうだと思っても、お客がそれで満足していれば決して自分の意見を押し付けることはない。「一番大事なのはお客さまの感覚。ただし、『もしはいていてゆるくなってきたら、また来てくださいね。調節しますから』とお知らせしています」。 客の声に耳を傾け、ときにはインソールで調整し、はき心地をじっくりと確認しているため、接客時間は最低でも30分、長いときには1時間近くかかることもある。 ![]() 「クレーム時に大事なのは、とにかく先方の言い分をすべて聞くこと。それから対応策を考えます。『この店は私の怒りをすべて受け止めて聞いてくれた』と思っていただくのが大事。自分が逆の立場だったらそうしてもらいたいですから」。 お客目線を重視する粕谷さんは、売場のディスプレイにも力を入れる。靴をはいて出かけるシチュエーションを喚起させるライフスタイル提案型のディスプレイだ。100円ショップで調達した小物類を駆使して夏のリゾートや海外旅行をイメージさせる演出は、顧客の購買意欲を多いに刺激しているに違いない。 「いまの目標は新しく生まれたYou‐Hola!(ゆうほら)の認知度を上げることですね。スタッフの接客現場にも目を配り、スキルアップに力を入れていきたいと思います」。
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