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マーレマーレ・ジャパン「Paddington Terrace(パディントンテラス)」


「シンプルだけど上質、おしゃれだけどはき心地も重視」をコンセプトに、2013年夏にオープンした「Paddington Terrace(パディントンテラス)」梅田ブリーゼブリーゼ店。
マーレマーレ・ジャパン(神戸・長田区)が、カジュアル中心の「マーレマーレ・デイリーマーケット」業態では網羅できない、パンプスやエレガンスカジュアルを主軸としたMDの新業態を立ち上げた。現在は西日本(大阪、熊本など)を中心に4店舗を展開している。
これまでの客層とは異なるマーケットへのチャレンジとなるが、マーレマーレ・ジャパンは「業態を変えることで、今まで出店できなかったロケーションへの進出が可能になった。ターゲットを25歳の仕事をする女性に定めて若返り化を図り、新しい客層をつかむのも狙いだ」と業態開発の狙いを語る。

OL向けのパンプスが4割

 梅田ブリーゼブリーゼ店(約14坪)は同新業態の1号店である。関西では「あべのソラハ」や「大阪アルビ」などでも展開されているが、それぞれ立地によって少しずつ内装やMDを変えている。ここ梅田ブリーゼブリーゼ店は周りにオフィスビルも多く、働く女性層も多いため、きちんと感のあるパンプスの品ぞろえを主力にしている。商品構成は、パンプス4、サンダル3、フラットシューズ2、その他1の割合。トータルで訴求するため、バッグも陳列されている。
内装はチュニジアとオールドイングランドのイメージを融合させ、温かみのあるモロッコ調を意識している。細かなタイルを張りこんだカラフルなランプや、モザイク模様が埋め込まれた什器など随所にモロッコイメージを盛り込んでいる。
「壁面に飾られた『チュニジアドア』と呼ばれているドアモチーフも特徴です。チュニジアのドアは色鮮やかものが多く、見ているだけでも楽しく明るい気分になれます」(櫻井店長)。
オリジナルのパンプスはヒールがあっても、低反発クッションなどで疲れにくい工夫をしている。女性が好きなキラキラしたディテールや、夏らしいパナマメッシュ素材使いなど、見た目のインパクトやかわいらしさを重視している。
「お客さまには明るい雰囲気のなかで、じっくりとお気に入りの一足を選んで頂きたい。現状ではOL層を中心に若い層の集客が進んでいます」(櫻井店長)。
 今後は関東エリアでも出店を計画する。

◆パディントンテラス 梅田ブリーゼブリーゼ店
大阪市北区梅田2-4-9ブリーゼブリーゼ梅田 TEL:06-6457-9600