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 HOME > フットウエアプレス >  シューズウォッチング【東京・原宿駅前/レディスの冬靴調査】


 

 アジアリング/高橋悟史
かつて「冬になれば売れるはず」といわれたロングブーツの不振が続いているが、この冬のシューズ傾向はどうなっているのだろうか。今の女性は何を重視して冬靴を選んでいるのか。コートやマフラーが欠かせなくなった12月の東京・原宿で、レディストレンドの冬靴調査を実施。今回は18〜35歳のトレンド世代に限定し、彼女たちの最新靴傾向を探ってみた。

全体のアイテム内訳

冬ブーツ一辺倒にならない足元

ロングコートやダウンジャケットを合わせる女性が増えたが、足元は冬ブーツ一辺倒とはなっていない。ひざ丈やマキシ丈のスカート、ワンピースがトレンドとなっていること、パンツは七分丈など短めが主流となっていることなどから、ロングブーツがまだ取り入れにくいのだろう。また、ショートパンツには厚手のカラータイツやタイツ×靴下で防寒対策を済ませ、ショートブーツやカジュアル短靴、スニーカーを合わせる人が多かった。


 「ブーツ」のタイプ別ベスト5
 レースアップやサイドゴアなどクラシカルなディテール

一部でオーバーニーなどロングブーツの着用も見られたが、ブーツ全体の6割がショート丈となった。装飾はよりシンプルとなり、レースアップやサイドゴア、サイドジップなどクラシカルなディテールが人気となっている。注目のサイドゴアには、ヒールアップタイプも登場しており、エレガンスとカジュアル両面で広がっている。今季のブーティは、オックスフォードデザインよりも、パンプスを深くしたデザインが主流となっている。



 「カジュアル短靴」のタイプ別ベスト5
 “メンズライクな短靴”が進化した

春夏に引き続き、オックスフォードやローファー、オペラシューズなど“メンズライクな短靴”が主流となっている。「ユーチップやストレートチップの本格ビジネス風ドレス」や「キルトやタッセルのローファー」、「リボン付きのオペラ」など、新しいディテールアレンジが登場している。これらの短靴は、カジュアル好きのヤングだけでなく、コンサバ系エレガンススタイルの30代にも波及しているのが興味深い。