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15年春夏バッグ MDガイド レディス
フェミニン系やポップな70年代アイテムが復活

 スポーティアイテムが席巻した2014年の揺り戻しからか、今年はフェミニン系やポップな70年代アイテムが復活の兆し。また円安や革の高騰などで、レザー以外の新たなテキスタイルを模索するところも出てきた。メイドインジャパンも回帰しており、付加価値をいかに高めて新たなものを提案できるかが鍵となるシーズンだ。

ホワイト&キラキラ
春夏に定番のホワイト系だが、今シーズンはピュアな白が登場している。ビビッドなカラーとのコンビ、クロコなどの型押しと素材バリエーションは豊富。カジュアルよりもきれいめなテイストで表現される。
◆また、さまざまな光沢感も不可欠で、二次加工、三次加工で付加価値を出したタイプが増えてきた。グリッター系、箔加工など、比較的ホワイト寄りのシルバーが目立つ。


コンサバ・テイスト
先シーズンもブガッティなどのコンサバテイストが強かったが、今期もキレイめは継続。さまざまなチェーンディテールが登場し、ショルダータイプでアレンジされそう
70年代テイストの影響から、かぶせフォルムやインパクトのある金具使いも注目。懐かしの”ニュートラ”イメージが復活。









グラフィカルプリント
昨今のプリント技術が発達したこともあり、今シーズンは様々なグラフィカルプリントが目白押し。特に懐かしい小花柄、動物モチーフなどは今年らしい。
また直線や曲線で描いたようなジオメトリックや、手描きイラスト風、動物や植物が隠れた迷彩など、プリントのインパクトも重要。レザーへの転写技術も広がってきた。







巾着型、フリンジ
今シーズンらしいフォルム感のひとつが「巾着」。長く続いたかぶせタイプのショルダーから、口元を絞ったソフトなシルエットが新鮮。年齢問わずに持て、ポシェット風に斜め掛けするミニサイズから、リュックのナップサック調までさまざま。
他にも70年代調の流れを受け、フリンジディテールも不可欠。今年はサイドにたっぷりついたタイプが注目。








テキスタイル系
原皮の高騰や円安の影響などで、革ゾッキから布帛系や異素材にシフトしているところも増えた。柄や織りなどで凹凸感をつけたり、間にアルミ素材をはさんだりと、付加価値の高いアイテムを提案しているブランドも多い。
軽量感を追求したテキスタイルも登場。カラフルなチュール素材や、スポーティなネオプレーンなどが新鮮。異素材×キラキラも引き続き注目。