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![]() まずはグッドイヤーウエルト製法の説明から![]() 平形さんの接客は、グッドイヤーウエルト製法の説明から始まる。非常に頑強な構造であり、重くて固いが、はき込むにつれて足になじみ、長時間はいても疲れにくいことなど、グッドイヤーウエルト製法ならではの特徴をわかりやすく紹介しつつ、お客がどういった場面や用途での靴を求めているのか、これまでどのような靴をはいてきたのかをたずねていく。接客にかかる時間は長いときには1時間、平均でも30分前後は要するそうだ。 「新規のお客さまではグッドイヤーウエルト製法の靴を初めてはくという方がほとんどなので、ていねいな説明が欠かせません。足長や甲周りを採寸したら、用途や使用シーンに会った靴を何足かお持ちします」。 ![]() 「『このサイズですと、はきジワが残るかもしれません』とか『歩いていると、靴のかかとがついてこない可能性もありますよ』といったお声がけはしますが、きついゆるいはお客さまの感じ方次第。最終的にどの靴を選ぶのかはご自身で判断されるのが一番です」。 長くはき続けてもらうためのアドバイスも![]() 「『靴底が化粧ゴムの境目の少し手前まで減ってきたら、まずゴムを交換しにいらしてください』とお話しています。オールソールの交換はそれからですね。革靴には雨は大敵なので、『雨が振りそうな日には革靴ははかないのが一番のケアですよ』とも説明しています。よく『突然、雨に降られた場合にはどうしたらいいのか』とも聞かれるのですが、今は天気予報の精度があがっていますから、天気予報をチェックして、降水確率が高いときにははかないようにするのが、靴を長持ちさせる一番のコツなんです。お手入れはその次(笑)。ぜひ、天気予報によって靴をはき分ける意識を持っていただきたいですね」。 ![]() スコッチグレインでは、2011年の東日本大震災の後、被災地に1500足の靴を運び、地元大学生に呼びかけて、採寸をした上で足に合う靴を贈呈した。そのときの大学生が顧客となって店に足を運んでいる。平形さんを始めとするスタッフの行動力が、未来のスコッチグレインファンをつくり出している。 「銀座本店も含め、直営の店全4店で、従業員が企画した靴を製品化するリミテッド企画を年2回実施しています。定番にはないデザインや素材、木型を組み合わせてつくるので、非常に楽しい作業ですし、お客さまにも好評です。これからもご期待に応え、お客さまに喜んでいただける企画を実施してきたいですね」。 新たな顧客開拓の方法も、確立しつつあるようだ。 |
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