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第50回ISFレポート 機能的でおしゃれな「ハイブリッドパンプス」にスポットを当てる

“足の美と健康”の国際靴・雑貨見本市「第50回ISF」が4月1〜3日まで、東京・池袋サンシャインシティ文化会館で開催された。
今回の来場者数は、3日間で合計3775人。業態別内訳は、小売1475人、メーカー・卸1746人(異業種含む)、その他554人(通販・団体・報道など)。小売では百貨店の来場が目立った。
出展社は国内55社、海外は47社の計102社。海外からはドイツ、トルコ、インド、バングラデシュ、中国、香港、タイ、台湾、韓国の8ヵ国・1地域から参加した。このうち、ドイツ、中国、台湾はグループ出展だった。

売場支援のIT・ビジュアル活用の企画実施

情報発信の見本市として今回は、“売れる売場、勝てる売場”をトータルに支援、をテーマに、商品開発支援・IT活用支援・ビジュアル支援の3カテゴリーで各種企画を実施した。
商品開発支援では、スタイリッシュなデザインに高機能を搭載した「ハイブリッドパンプス」を取り上げ、靴メーカー・素材メーカー、パーツメーカーの計7社がコラボした斬新なコレクションを提案。パネルディスカッションでは“つくり方・売り方”について、メーカーだけでなく、商品企画や売場の担当者も交えて意見交換が行われ、ハイブリッドパンプス提案の機は熟しており、単価アップも期待できるという意見も聞かれた。
IT活用支援では、コーディネイト機能を搭載した「コーディネイト提案」、外見スタイル分析に基づいてアパレルや靴を提案する「外見診断で靴提案」、本部と店舗間のコミュニケーションを円滑にするための支援システム「情報共有・売場ノート」、自分で簡単に売場レイアウトができる「らくらく売場レイアウト」のアプリが紹介された。
ビジュアル支援では、“売場で、低コストでできる”を切り口に、「手づくりディスプレイツール」「POP」「ラッピング」の無料ワークショップ(体験実習)を連日行った。
セミナーは3日間で6講座を開催。トレンドと商品企画をテーマにしたセミナーのほかに、シューマート霜田清社長とカレン藤崎健一社長による特別対談「コーディネイトを起点にしたオムニチャネルの具体的事例と成功の条件」を開催、オムニチャネル時代の施策を話し合った。
次回の第51回ISFは10月6日(火)〜8日(木)、東京・池袋サンシャインシティ文化会館で開催する予定。