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日本のはきもの統計



業界の各種団体および通関統計から集計した、2014年(1~12月)の日本の靴の生産(輸出を含む)、輸入実績は表の通り(14年の革靴生産は推定値)。市場に供給された靴の合計は7億0523万足、前年比98・6%だった。国産、輸入とも前年実績を下回ったが、前年に続いて7億足台は維持した。この結果は、国内の生産足数6012万足に対して、輸入足数は6億4510万足あり、輸入靴のシェアは91%となった。
品目別供給量の内訳は、ケミカル靴35%、革靴8%、布・ゴム靴10%、その他の靴47%だった。革靴とケミカル靴は前年の実績を割っており、布・ゴム靴は2ケタの伸びを見せた。
輸入に対する国産の足数シェアを品目別に見ると、革靴は33%、布・ゴム靴20%、ケミカル靴11%、その他の靴0%となっている。国産と輸入の足数が逆転したのは93年だったが、14年の国産品対輸入品は1対10になっている。
革靴は99年に4億足に、04年には5億足を突破し、2次関税品の高い伸びもあって、最近は好調な伸びを見せていた革靴の輸入だが、14年は円安の進行もあって、革靴の輸入は前年を割った。この革靴の前年割れは、リーマン・ショックのあった翌年の09年以来だ。