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近年は9月になっても残暑が厳しく、秋商材の立ち上がりが遅れているといわれるが、渋谷の女の子たちは秋靴の取り入れがどこよりも早い。この日(8月下旬)は最高気温30度を超えていたが、夏服スタイルに、部分的に秋色、秋素材のアイテムを取り入れる人が目立った。今回は渋谷センター街の女の子(18〜30歳)の足元傾向をウォッチング。ヤングの秋靴トレンドを探ってみた。

  
全体傾向
例年とは異なる秋の取り入れ方

2年前と比較すると、「サンダル」と「スニーカー」の着用率が高く、春夏のスポーティーブームは大きな流れであったことが確認できる。例年であれば、ブーツなど足元から秋を演出する人が多いが、今回は「ウールハット」や「秋色アパレル(カーキや茶)」などが先行しており、季節の取り入れ方
が2年前とは異なる。かつて大きな流行だった「オープンブーツ」や「ブーサン」も今年は大きな流れとはなっていない。

 秋靴のカラーベスト5
 トレンドカラーとして「茶」が復活

今回はサンダルとスニーカーを除く「秋靴」に限定して、カラー傾向を調べてみた。春夏の白ブームが落ち着き(※サンダルではまだ着用率25%)、秋靴では「黒」がダントツ人気となった。しかし、黒のアパレルにあえて白ブーツを合わせる人も多く、「白」や「ネイビー&ブルー」の人気は秋も残りそう。そして、秋の注目カラーは「茶」。カジュアル靴の定番色だが、今回はハイヒールやエレガンス靴に茶を取り入れる人が増える。エレガンス系の茶が究極のトレンドとなりそうだ。





 「スニーカー」タイプ別ベスト5
 進化したデザインが選ばれる

  最近は、原宿よりも渋谷の方が、カジュアルの着用率が高いのが大きな特徴。定番の「バルカナイズ」は一番人気だが、ここでも春夏の白から黒にはき替えが見られる。全体的にシンプルなクラシックタイプが主流ではあるが、ナイキ(エアマックス系、フリー系、ローシー系)、リーボック(ポンプフューリー)などの「ハイテク&アスリート」をファッションで合わせる人が目立ってきた。これからは進化したデザインがスニーカーの大きなトレンドとなる。