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イバラキヤ 「アキレス ソルボSHOP」



 

アキレスとイバラキヤとの共同運営店舗

 9月11日(金)に、阪急京都線高槻市駅すぐの商業施設「ミング・阪急高槻」に、アキレス・ソルボのコンセプトショップ1号店として、「アキレス・ソルボ SHOPミング阪急高槻店」がオープンした。このショップは、(株)アキレスの取引先パートナーである株式会社イバラキヤとの共同運営店舗となり、アキレス・ソルボ以外にも「フォートゥースリーデザインズ」「トレトン」の2ブランドを展開する。
 もともとイバラキヤでは同じ場所で2010年まで「ECCO SHOP」を展開しており、コンフォートシューズの経験は豊か。今回の共同運営にあたっては、トータルで世界観を表現できる店舗を求めていたアキレス側と、新しい業態開発を考えていたイバラキヤ側とのベクトルが合致した形だ。約1年前から双方で打ち合わせを重ねて、今回のオープンにこぎつけた。「過去の信頼関係があったからこそ」とアキレス(株)の大阪営業部所長・三浦史丈さんは満足そうに語る。
今まで「アキレス・ソルボ」は百貨店靴売り場のコーナーなどで、多くても40SKU程度しか展開できなかったが、今回はストックを含めて17坪、240SKUまで拡大した。「エコー」を扱っていた時代の昔ながらのお客様も、このショップに変わってから少しづつ戻ってくれているという。

高い衝撃吸収機能の「ソルボセイン」を搭載

 「アキレス・ソルボ」のシューズブランドはデビューして8年目となる。だが、イギリスの医療分野から生まれた「ソルボセイン」は、靴店ではインソールの「SORBO」ブランドとして、足にトラブルを持った方に向けた衝撃吸収パーツとして、20年以上愛されてきた。 医療現場での高い評価を踏まえて、いまや工業製品の分野にまで幅広く使用されている。
 「アキレス・ソルボ」シューズの最大の特徴は、大きな負担が集中するかかと部分に楕円状のソルボセインを採用したことで、足への負担を約1/3にまで軽減できる点だ。「地面を忘れる快適さ」をキャッチコピーに、日本のシューズメーカーが作る高いクオリティで、軽さ・フィット感・カラーの豊富さでアピールする。
 「イバラキヤさんとの協業で、現場からのリアルな声を作り手にフィードバック出来る点がとても貴重だと感じる。」とは、アキレスの三浦さん。コンフオォートシューズにありがちな落ち着いた色ばかりでなく、「アキレス・ソルボ」の大きな強みである“カラーバリエーション”を、積極的に店頭から提案している。
 「この靴を履いて良さを実感しているので、お客様への接客トークにもリアリティがあるようです。」とは、アキレス・ソルボ店の増田誠二店長。いままで革底の靴ばかり履いていて、マメやタコに悩まされていたが、これを履いてからは足裏のトラブルはほぼなくなったという。その体験がお客様への接客で大いに活かされているとのことだ。
 レディスだけでなく、メンズアイテムも他店に比べて豊富なので、男女ペアでの提案もしていきたいと、さまざまな販促アイデアも立ち上がっている。1号店を皮切りとして、今後の新たな展開に期待したい。


◆株式会社イバラキヤ ACHILLES SORBO店
 大阪府高槻市城北町2-1-18 ミング阪急高槻2F 072-676-0003