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リネアペッレ レポート メタリック使いのコンビネーション表現が広がる

出展社、来場者ともに増加

2017〜18年秋冬素材見本市・リネアペッレが、9月20日から3日間の日程で、伊・ミラノのロー見本市会場で開催された。
出展面積4万6047uを占めた出展社は、43ヵ国から昨年同期比6%増の1241社(イタリア763社、外国478社)となり、国際的素材見本市の存在感を見せた。
来場者は110ヵ国から昨年同期比9%増の2万1184人となり、出展社、来場者ともにポジティブな結果となった。

 素材トレンド

コンビネーションがトレンドに

グリッターやラメ、箔など全体的にメタリック加工が目立つ。メタリック×マットレザー、種類の違うメタリックレザーなど2種類以上のコンビネーション使いが、次シーズンデザインのキーワードのようだ。有名メンズブランドを顧客に持つトスカーナのタンナー・ヌォーヴァ・オスバ(NuovaOsba)では、「メタリックにブラックレザーの組み合わせがトレンド」と語っている。
カラーでもコンビネーション使いがトレンドキーワードで、小判を得意とするタンナー・ステファーニア(Stefania)では「ブルー×ブラック、ライム×グレーなど中間色をコンビネーションに取り入れるのがトレンド」としている。


 レザートレンド

カラーColor

人気のブルー、レンガ色に注目

春夏から人気のブルーはグレイッシュ・トーンになって登場。トレンドカラーとして多かったのが赤味のある茶色(レンガ色)。さまざまな表情のレンガカラーが提案されている。



テクニックTechnique

バリエーション広がるメタリック

小判から大判まで幅広く提案されているメタリック加工。カラーメタリックからゴールド、シルバー、幾何学モチーフを取り入れたものまでバリエーションに富んでいる。
同じ革の銀面を加工で変えたもの、フロッキーやウールを重ねてボリューム感を出した革などが提案されている。



ノン・レザーNonLeather

ベルベットのカラーバリエーション、人気のプリント

テキスタイルでは、カラーバリエーションに富んだベルベット、フロッキー加工、プリントには根強い人気が続いている。アラベスク柄のフロッキー加工が注目素材。



コンポーネントComponent

カラーストーンやレーザーで細工されたエレガンスヒール

カラーストーン、レース調、メタリックを加工したヒールなど、オリジナル性のあるヒールが提案されている。ソールでは、さらに機能性が増し、ヴィブラムでは、氷の上でも滑らないグリップ力を兼ね備えたラバーソールを提案している。