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イベント パンプスメソッド研究所 i/288

パンプスウォーキングが学べる体験会を開催

東京・大手町の「パンプスメソッド研究所i/288」は、足を3D計測して、正しい足のサイズを知り、288サイズの中から「ベストなはき心地」のパンプスを発見するところだ。科学的に研究された靴型を使って、サイズ表記が同じなら、はいたときの“サイズ感”が一定になるようにつくられている。
パンプスメソッド研究所では、さまざまな分野の講師に依頼し、パンプスにまつわるイベントを各種開催しているが、11月から毎週水曜日に、「正しいパンプス選びとパンプスウォーキングが学べる無料グループ体験会」が開催されている。
イベントの開催を決めたのは、研究所側が「パンプスのサイズを合わせただけではキレイに歩けない、合うサイズの靴とともに、足のケア、歩き方などトータルで必要」と考えたからだ。11月9日に行われた姿勢調律士・ 野口早苗氏の講習会を取材した。

パンプスをはき、正しい姿勢で歩行

野口氏は「姿勢がよければ健康であるということに気付いた。姿勢は内臓や神経とつながっている。人の体はピアノの調律と同じ」という考え方から、自ら「(社)日本姿勢調律協会」を立ち上げた。また、「重力と体にかかる圧力で骨格が変形している。疲れにくく快適に歩くためには、身体の重さを地面に抜いてあげることが大前提」とし、「Aウォーキング」を考案した。
体験会は、参加者に足を計測してもらい、i/288から自分に合うサイズのパンプスを選んでもらうことからスタート。最初に自分の持参したパンプスをはいて歩いてもらい、次に素足になって歩き、野口氏が一人ひとりの歩き方や姿勢をチェック。そののち、ヒールウォーキングのポイント(センターラインを意識する、膝を伸ばす、歩幅は狭く)が伝授された。さらに、背中を美しくし、ヒールで歩くためのスクワットやストレッチ法を指導。
最後にi/288で選んだパンプスをはいて、もう一度ウォーキング。参加者全員姿勢がよくなり、1時間半の体験会の中で目を見張る効果があらわれた。
「ヒールがあったほうが、背中に体重を乗せやすくて歩くのが楽なのです。靴は移動するときに使うアイテムで、操縦するのは自分です。背中が丸くなってしまうと、かえって疲れてしまいます。前のめりの姿勢がなくなると、歩き癖が消えていきます」(野口氏)
寄せられた感想には「パンプスで美しく疲れずに歩くには、インナーマッスルが大切なことがよくわかった」「合うパンプスがなくて困っていましたが、歩き方もあるとわかった」「続きをぜひお願いします」などとあり、大好評だった。

イベント申し込み:TEL:03・5434・0471
         event@thinks.jp
イベントHP:http://www.pumps288.jp/event/