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![]() ![]() 国産とインポートで構成、8割が女性客創業者であった樫村店長の祖父は、もとは靴の職人だったが積極的に新しいことにチャレンジする気風を持った人物だった。靴店とともにVANショップも開き、現在もこの2店舗が、ロロ靴店、銀蝶という形となっている。![]() 「高松は高松城の城下町として古くから栄えた町です。雨は少ないが気候がよく、住む人の気性も穏やか。当店のお客さまの8割が女性で、40代以上の人たちが多いです。みなさんさっぱりとした方々です」。 店頭には大塚製靴の「ハッシュパピー」が並んでいる。このほか、ボンステップ(大塚製靴)、リーガル、ヴィタノヴァ(カワノ)、キサスポーツ(トランソニック)、快歩主義(アサヒシューズ)、モデロ(マドラス)など日本のブランドのほか、メフィスト、クラークス、ガンター、フライロンドンなど多くのインポートブランドを扱い、取り扱いブランド数は20を超える。「えっ」と思わせる品ぞろえで、選ぶ楽しみのあるショップだ。 これは「靴こそ第一印象」と考える樫村店長のスタイルによる。一見コンフォートシューズが多いが、コンフォートショップにする意図はさらさらなく、今後はもう少し店頭ブランドを絞ってエレガンス系シューズも入れていく予定だ。 ![]() 接客では「距離感」を大切に面白いのは、店頭に「店長はお声がけしません」というPOPが出ていることだ。「お声がけが好きではない人が多く、楽でよかったといわれます。間口の狭い店なので、お声がけをされると窮屈に感じてしまうでしょう。それに、他店と同じことをするのはイヤなので」。 接客で大切にしているのは「距離感」で、あまり近づきすぎないこと。お客はどこかで調べて基本的に商品知識を持っている。だから、顧客づくりの最初のステップは、すべてのブランドについてよく勉強し、知識を頭に入れておくこと。実際、取材中に「足底腱膜炎なの」という人が訪れ、「前が柔らかめで、やや重さのある靴」をお勧めすると、短時間で購入につながった。双方に知識があるからこそ、できる接客である。 「お客さまに寄り添えるお店になりたいですね。自分の足に、どんな靴が合うのか知ってほしいです。合う靴をその方に引きあわせるのが、私の使命だと思っています」。 ![]() 樫村店長の靴に関する知識は広く、深い。小さなころから靴に囲まれて育ち、各ブランドの変遷を細かいところまで知っている。「このブランドはもっとデザインをこうしないと」「アッパーの素材を変えれば、もっとよくなる」など、売場の状況を踏まえた意見も持っていて、売場の状況をメーカーにフィードバックするのも、自分の役割だと感じている。 アパレル業界ではメーカー起点のSPAが発達し、良くも悪くも「売場起点」「現場主義」の観点からモノづくりが進められてきたが、卸が力を持った靴業界ではメーカーはOEMに走り、いつのまにか売場の声が直接メーカーに届かなくなっている。その意味では樫村店長のスタンスは貴重だ。 樫村店長は38歳と、これから円熟期を迎える年齢だ。今急ピッチで進めているのが、ホームページのリニューアル。これを、ヤフーに出すショッピングサイトやインスタグラム、ブログなどと連動させる予定で、SNSを軸にした販促を考えている。 自分自身は、4月の半ばにシューフィッター(プライマリーコース)を取得できることが、ほぼ確定している。6月以降には、シニア専門コースを受講する予定である。 時代とともにその姿を変えてきたロロ靴店は、今また新しい一歩を踏み出そうとしている。 ロロ靴店 運営:(有)百足屋 高松市丸亀町14−5 TEL:087−851−6663 |
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