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Spring&Summer2018 LINEAPELLEリネアペッレ・レポート
ソフト仕上げで明るいカラーリングを提案

さらに来場者が増えた国際的レザーフェア

 2018年春夏素材見本市リネアペッレは、2月21日から3日間の日程で、伊・ミラノのロー見本市会場で開催された。
 出展社は前年同比44%増の1198社(イタリア770社、国外44ヵ国428社)、4万5550uの展示スペースで最新マテリアルを披露した。
 来場者は前年同比1%増の約2万1800人で、内訳は55%がイタリア、45%が国外79ヵ国からの来場となった。
 弟92回を迎えたリネアペッレは、多くの出展企業が満足する結果に終わり、レザービジネスの重要な商談の場であるということを証明する結果となった。
 今回は、外に開設されていたトレンドエリアがパビリオン内に分散され、無駄な移動がなくなるレイアウトに刷新され、全体の色合いも明るくポジティブな印象となっていた。

 素材トレンド

ナチュラル&ハイテク¢f材が主流
 
パール、エナメル、メタリックと引き続きシャイニー素材の人気が続いている。温かみを感じさせるナチュラルな輝きで、手触りもよりソフトに仕上げられている。
 メタルフリーもファッション的な表現が広がっており、リネアペッレがテーマとするナチュラル&ハイテク≠フ要素を持った革が豊富に提案されている。
 カラーに関しては、さらに洗練されたパステルカラーからネオンカラーまで、見ているだけで気分が明るくなるような色合いが目立つ。

 Leather Trend レザー・トレンド


Color カラー

人気カラーはピンク

 淡く優しいパステルから強いながらも温かみのあるネオンカラーまで、色彩豊かな今シーズンのカラーコレクション。ホワイト、ナチュラル、ブルー、グリーン、特にピンクが人気という声が多かった。




Technique テクニック

シャイニーレザー、立体感ある加工

 パールやエナメル、グリッター、メタリック加工と先シーズンからシャイニーレザーは継続しており、自然な温かみのある輝きを持ちあわせた革が多彩に提案されている。
 「ガイエラ・ジョバンニ」では、”顕微鏡”とネーミングした、光の加減でレインボー色に発光する革をトレンドと説明している。
 型押しでは、細かなストライプ、ジオメトリック、メッシュなどがモチーフとして採用されており、全体的により立体感ある加工で仕上げられている。
 「ヌオヴァ・グレノーブル」では、タタミ≠ニネーミングしたメッシュ型押しを提案した。他にトウキョウ∞オキナワ≠ネど日本からインスパイアされたネーミングをつけ、親日的な部分を見せていた。





Non Leather ノンレザー

ベルベッド、フラワー人気は継続
 先シーズンから提案しているベルベッドやフラワー<c`ーフと継続して人気の素材が、パステル、ホワイト、ブルーとトレンドカラーで表現されている。
 1週間前に出展したパリの素材展では、アパレル企業との商談が中心だったが、アクセサリー関連は、断然リネアペッレと話している。




Component コンポーネント

ラグジュアリーでライト

 カラーデザインのアクリルヒール、パール、スタッズ、ラインストーンを施したヒールは、ロー&ハイ両方で提案されている。
 「ヴィブラム」では、3年前に提案したアッパー用のラグジュアリーラバーとライトなモルフレックスソールを使ったシューズを展示。
 世相を反映してか、ブースもライトでナチュラルな雰囲気。