|
||||||||||||
![]() ![]() |
||||||||||||
![]() ![]() 品ぞろえはメンズ、レディス、キッズ、スニーカー、コンフォートとフルライン。「靴のタナカ」は市内に数店舗展開していた時期もあり、このショップは以前ヤング向けの専門店だったという。しかし、商店街の人の流れの変化に伴い、現在のようなフルラインの品ぞろえとなっている。 「レッドウィング」コーナーで隣県からも集客店頭はケミカルなどアイキャッチになるセール品が置かれているが、店内にはいると靴好きをうならせる商品が並んでいる。左手壁面に並ぶスニーカーでは、「スピングルムーブ」「パトリック」を主力に「コンバース」「アディダス」を置き、店奥には「リーガル」「レッドウィング」「ドクターマーチン」を入れる。ことに「レッドウィング」の品ぞろえは豊富で、全型プラス限定商品までそろっていて、遠く群馬や福島、茨城など他県からもファンが訪れる。![]() 「平日と週末では、お客さまが異なります。平日は地元の50代以上の女性が中心。土日は男性客が多く、スニーカーやメンズシューズがよく売れます。平均単価はメンズが5900〜5万円(レッドウィングを含む)、レディスが1990〜1万5000円とメンズが高く、売上的にもメンズの比率のほうが高いです」(麦倉慎二店長) 売上げ比率はスニーカーが4割、メンズが3〜3・5割、残りがレディス、キッズ、その他となっていて、圧倒的にスニーカーとメンズが強い。 お客の要望に最大限寄り添うていねいな接客を心掛ける![]() 「けれどもそれがかえってよかったんです。互いに潤っていけばいいと考え、お客さまのほしい商品が他店にあった場合には融通しあう。3店が集まっていれば、自ずと集客力もあがってきます。 しかし、移転や廃業で現在残っているのは靴のタナカ1店舗のみ。長く顧客に支持されたからこそ、この地で半世紀もの時を刻めたといえる。 同店が一番大切にしているのは、接客だ。ことに年配の女性の場合はじっくりとお話を聞き、外反母趾などの悩みを解決していく。「どこに行っても合う靴がない」という人たちには、時間のある限り試しばきをしてもらい、自分に合った一足を探している。インソールやストレッチャーを駆使してフィッティングし、お客の要望に最大限寄り添う、ていねいな接客を心掛ける。 「宇都宮市全体の景況は、それほどいいとは言えません。だからこそ、ハードよりソフトが大切。じっくり接客して喜んで帰っていただき、次のご来店の際には『この前の靴、いかがでした?』とおうかがいできる、親しみのある接客をしています」。 もう一つの自慢が、大手ナショナルチェーンではできないきめ細かな品ぞろえだ。レッドウィングなら1950年代の復刻モデルや、アディダス オリジナルスの限定商品などを入手し、他店とは違ったフェースをつくる。これが、店頭のケミカルを横目で見ながら何の気なしに入ってきたお客に「うん? 面白いお店だな」と思わせる要因になっている。 次のヒットアイテムは面ファスナータイプだが、スニーカーブームもスタートから5年たち、陰りが見えてきたこともまた事実。確かに捻りを効かせた品ぞろえだが、次に狙うところを決めておかなくてはならない。「面ファスナータイプに注目しています。コンバース オールスターでも、太目の面ファスナーテープを使ったものが登場し、とてもよく売れています。ホワイトトレイナーほどになるかどうかはわかりませんが、期待できるアイテムと思います」(スニーカー担当・水野学さん)と、よくトレンドを見ている。 実はこれが、同店の秘密である。よくファッショントレンドを見極めて、それに合った品ぞろえをしていく。以前の成功体験にはこだわらず、状況に合っていないと思えばすぐに変える。老舗でありながらも柔軟に商環境やトレンドを受け入れる姿勢こそが、同店をこの地に長く留め、繁栄へと導いたに違いない。 ▽靴のタナカ本店 栃木県宇都宮市江野町4−8 TEL:028・635・7398 |
||||||||||||
![]() ![]() |