今月の記事・ピックアップ 2017・10
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「アプリズム」の婦人春夏商品は4つのテーマでくくられ、提案している。メッシュ素材を使った靴は軽量で、涼しい靴を提供する。「ワンステップ」と名づけたグループでは、ニットやストレッチ素材を使い、はくのも脱ぐのも楽なスリッポンを提案している。この他、まるごと洗えるインジェクションタイプのシューズや、プラット製法の折り返しのいい靴をシリーズで発表している。
 ジュニアでは白の軽量ヒールやフラットな厚底使いのスニーカーを、ローとハイタイプで構成している。ミントカラーやラメ入りのアッパー、かかと部分にはグログランテープをアクセント的に使うなど、カワイらしい演出をしている。



地元奈良県の信貴山から由来する「信貴(しぎ)」ブランドで展開する雪駄から、毘沙門亀甲文様をあしらった底材を使った商品を発表している。同底材はスニーカーと同じ素材、製法で作られており、これまでになかった次世代の雪駄用底材となった。クッション性に優れ、滑りにくいという特徴があるほか、下駄でしか行われなかった鼻緒の後すげができるというメリットもある。
 目を引くのが天である。麻の葉の模様が立体的に浮かび上がる特殊生地を使っており、足が滑りにくいという利点もある。また、多彩なカラー構成のネオプレーン素材を使った鼻緒は、足あたりが良く、肌さわりも快適だ。
 サンダル感覚ではける雪駄として、若い層も狙える商品だ。色の組み合わせなど別注にも対応している。





ウエッジソールやスポーティーなやや厚底ソールで、快適な足回りの商品を打ち出す、バレエシューズもこれまでより厚いソールを使い、アッパーには大きな金具アクセサリーを載せるなど、新しいイメージのバレエシューズとなっている。星のカット模様を入れたシルバー素材を使うなど、ミセス対象の商品もトレンド性を意識しデザインとなっている。価格は6900円。




スエードと生地のコンビ使いのヒールブーティが注目を集めている。ゴールドのサイドファスナーをカガリに使い、4cmヒールはやや太目のいい。また、ウエッジソール使いも、安定して売れている。アクセサリーでは、グログランテープ使いやプードルファー使いが人気だ。継続人気のミュールは、スエードとゴールドの金具使いが人気となりそう。







春商品のテスト販売では、ピンクのスエードが好評という。また、ナチュラルでカワイイ、あるいはスポーティーなデイストで、ソフトなインソールを使い、屈曲性のいい、コンフォートタイプが好評だ。また、アッパーを細かい模様でカットしたスリッポンも注目で、淡いブルーやオレンジが、トレントカラーとなっている。








バングラデシュでの革靴生産が増えている一方、ケミカル商品での差別化を進めている。主力ブランド「スピートダック」でスポーティーなデザインを打ち出す一方で、「コッぺ」ではアッパーのチュールやゴム素材を載せたスリッポンを発表している。花柄を細かく切り裂き、その間にチュールを貼るなど凝った素材使いで、春夏らしい商品を打ち出している。




人間工学に基づいた、オリジナルのフットベッドを装着した機能性と、ファッション性を取り込んだオリジナル「インコルジェ」を展開する。消費者の要望からリバイバルされた商品であり、はき心地には定評がある、ソールはウレタン底で、5年前からステッチダウン製法にしている。取引先の中には、1フランド展開のショップもあるなど商品点数も充実しており、人気のロングセラー商品も多い。価格は1万2000円、1万3000円中心。




ユニークな多色構成のアッパーや、左右非対称の柄やモザイク使いなどで強烈な個性を見せる「エスタシオン」が、ムートンブーツを発表している。無地のプレーンなデザインが多いが、ひと目で同ブランドのムートンブーツとわかるカラーやアップリケ使いだ。ボリューム感のあるムートン使いも目を引く。



全て国産で対応する婦人コンフォートシューズを展開する。プラット製法の商品は4割ほどを占めており、安定して売れている定番商品も多い。最近はデザインでの若返りも進めており、プリントをアッパーやウエッジソールに使ったものや、型押し素材を使った商品も発表している。パンプスの中心価格は1万9800円。



パンプスからカジュアルまで多彩に展開する。ヒールパンプスは、細かいパンチング模様で、太めに低寸パンプスでは、アッパーに大きめのバックルアクセサリーを載せ、デザイン表現している。
カジュアルタイプでは、アッパーにパンチングのスエード調を使ったものや、前開きのコンフォートサンダルなどを発表している。どちらもウエッジソールを使い、はきやすい商品にしている。






ライセンス展開する「ポニー」では、ハイタイプのバスケットを、素材やカラーでタウンタイプに寄せて提案している。ジーンズや起毛素材でクラッシクなイメージも見せている。
スニーカーソールにレースアップ・デザインの「ボブソン」は、アッパーにキルティングやジーンズ素材を使い、スポーティーなカジュアルシューズを打ち出す。
両ブランドとも3000円台のリーズナブルな価格設定だ。