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地方の元気店 桜井總本店(熊本市)

アーケード路面店を閉鎖しSC内に3業態店を出店

下通商店街の老舗靴店が新SCにリニューアル出店

熊本市内の老舗靴店といえば、創業明治27年という歴史ある靴、鞄の専門店「櫻井總本店」だ。今年で創業から124年目、代表取締役の櫻井貴浩さんは6代目となる。
2017年の4月にオープンした「COCOSA(ココサ)」は、熊本下通商店街に面した新しい商業施設。櫻井總本店は1階と2階フロアに、別々の業態で計3店舗を構えている。
2階には25坪で、レディスシューズとメンズシューズ、スニーカー、ランドセルコーナーを揃えた「SAKURAI(櫻井總本店)」。1階には商店街に面して、インポートと国内ブランドを組み合わせたセレクトショップ「Les Sakurai(レ・サクライ)」。
そして株式会社ヒットマンとのコラボレートショップとして「PELLETTERIA HITMAN&co.(ペレテリア ヒットマン)」とを背中合わせに出店した。櫻井總本店の営業部係長、「櫻井總本店」店長でもある兼本祐嗣さんにお話を伺った。


「熊本の震災や、隣合っていた施設の老朽化もあり、この界隈一帯が再開発となって去年の春に『COCOSA』にリニューアルしました。鶴屋百貨店やパルコともバッティングしないよう、25〜40代の大人層に向けた、高感度の専門店が入居しています。
私たちもこの場所に長くあった本店を、大きく2つのテイストに分けました。2階店舗では従来のレディースブランドやメンズ、スニーカーを集結。また本店2階で展開していたバッグやランドセルもありましたので、最近特に問い合わせが多い老舗メーカーが製作するランドセルを、2階店舗に陳列しています。
 1階ではイタリアのインポートや国内の定番ブランドのセレクトショップ『レ・サクライ』を、新たにオープンさせました。そしてヒットマンさんのご協力を得て、『ペレテリア ヒットマン』をインショップ展開しています。」


国内外のブランドをスタイリッシュに提案

 1階の「レ・サクライ」では、靴だけでなくバッグ、アパレル、小物雑貨まで揃うラグジュアリーでプライベートな空間。「セブントゥエルブサーティ」「サヴァサヴァ」「ANYO」など、大人層に支持されるスタイリッシュなコンフォートブランドを揃え、カラフルなバッグやキラキラした小物のセレクトが、衝動買いを誘っている。
またメンズのコーナーでは、近年人気の高い「大峡製鞄」のブリーフ、イタリアの「カルロ メディッチ」のビジネスシューズ、革小物のラインナップが重厚感を演出している。
背中合わせになった「ペレテリア ヒットマン」の売場には、メイン什器にカラフルな「ロベルタ・ピエリ」のナイロンバッグのバリエーションを見せている。トスカーナ州生まれのこのブランドは、軽く容量もたっぷり入るので、仕事をする女性達の間では人気上昇中。ヌメ革のハンドルが使っているうちに味わいが出てくるのも魅力。今シーズンは特に、アニマル柄や迷彩柄がヒットしているとのこと。
イタリア製インポートの「ポモドーロ」フェミニンと履き心地のバランス感を備えた「チエミハラ」のシューズは、コアなファンの方が多い。
「アパレルやバッグなどを組み合わせられるのは弊社ならではの強みなので、靴を主軸にしたトータルなセレクトショップを目指します。これからは地元のお客様に、新しい形でファッショントレンドをご提供出来ればと思っております。」と兼本さんは話す。

熊本市中央区下通1-3-8 COCOSA1階2階
tel 096-322-1221 096-322-1222