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![]() ![]() 25年前にコンフォート専門店に切り替える「シューズサロンタグチ」は、JR古河駅から徒歩10分ほどの商店街にある。少し先には渡良瀬遊水池が広がり、歴史的な建造物の多い地区だ。同店は創業98年を数える老舗で、下駄屋から身を起こし、25年前からコンフォート中心の店舗となった。30年ほど前に田口精二さんがシューフィッティングとオーソペディクスの勉強を始め、思い切って転換を果たした。![]() 「それまでは学校の上履きや長靴、地下足袋、ヘップサンダルと何でも扱っていました。思い切ってコンフォート系の靴にすべて切り替えたときには、『オーナーが変わったのか』とずいぶん言われたものです」(田口精二さん) 現在の品ぞろえは「フィンコンフォート」、「アサヒメディカルウォーク」、「ニューバランス」、宮城興業のセミオーダーシューズ(メンズ)、シアンインターナショナルのオーダーパンプス(レディス)などが中心。そのまま販売することもあるが、インソールを作ってセットで販売することが多い。 顧客は地元古河を中心に、筑西、野木、結城など茨城県や栃木県からやって来る。その9割以上が、膝の痛み、モートン病、リウマチ、糖尿病、タコやウオノメ、外反母趾、脚長差などさまざまなトラブルを抱えている。宮城興業のメンズシューズを除いては、60代以上のシニア女性が中心となる。 長く履いてもらうため修理用の機械も置く![]() 15坪ほどの店内には、八方ミシン、グラインダー、プレス機などが置かれ、「靴を長く履いていただくために」靴修理も行う。単なる滑り止めの貼り付けやリフトの交換だけでなく、他店で断られた難しい修理も受ける。あるとき、穴だらけになった登山靴を持って広島からやってきた方がいた。交通費や修理代を考えれば明らかに「新品を買ったほうが安い」のだが、その靴への思いを語って1時間で帰っていった。その思いを受け止め、時間はかかったが修理してお戻ししたという。 一年間をかけてマンツーマンで学ぶ![]() バチェラー・シューフィッターの資格を持つ田口精二さんは、請われてFHAの指導員も務めていたが、十数年前に「望まれるのであれば、技術・知識・ノウハウを伝え、広く後継者を育てたい」と発起して始めたもの。最初に面接してから採用するかどうかを決める。 ![]() 多彩な地域活動でファンづくりをシューズサロン タグチは、地域の中でさまざまに活動を行っている。月2回自治会館を借り「健康セミナー」を行っていて、楽しみながら体操で足腰を鍛えてもらう。昨年9月の会には、100人以上が集まった。古河にウォーキングの会ができたとき、歩きやすい靴を求めてこのお店が集合場所のようになったため、歩くための体力をつけようと体操を始めたのが「健康セミナー」のきっかけだ。最近ではファンが集まってウォーキングを楽しむようになり、「う・歩・歩(うふふ)クラブ」と名前もついた。![]() 子息の田口善彦さんが家業を継いだのは10年ほど前のことだ。これからは善彦さんが中心に経営していくことになる。 「今やっていることを継続していくつもりです。スポーツをしている人や子供たちに、インソールの重要さを訴えていきたいです。靴は人間にとってとても大切なものですが、まだまだ重要性をわかっていない人が多い。どんどん啓蒙していきたいと思っています」(田口善彦さん)。 フィッティングの確かな技術と盈靴塾の存在、また地域での多彩な活動とシューズサロンタグチの話題は尽きない。 茨城県古河市錦町1−82 TEL:0280−22−0475 |
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