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![]() ●アパレルでの成功手法を活かす![]() トップの達中靖之氏は、インスタイルグループの「インスタイル アパレル」のCEOをつとめ、昨年末アカクラの社長に就任した。アパレルで実績を上げている達中氏が靴の分野をどうとらえ、アカクラをどう活性化させていくのか。 「これまで、6つのアパレルブランドを作ってきました。プラン、ビジョン、セオリーを落とし込んでいくわけですが、靴も同じだと思います。靴の業界に元気がないとは聞いているのですが、自分はそこにはフォーカスしていません。売れないのはこういうところに魅力がないからなのかなと、アカクラを通して靴の業界を見ているわけです。 達中氏が目指しているのは、SPA(製造小売業)で、この秋に3つのブランドを組み立てている。オーセンティックながら細部に新しさを感じる「ACACLA(アカクラ)」、モードカジュアルの「FLAG(フラッグ)」、ポロネーゼ製法などはき心地を重視した「ALAGE(アルアージュ)」がそれだ。中心価格帯は革靴で1万3000〜2万円台半ば、フラッグの合成皮革の靴で9000円からとなっている。 ●玉川島屋S・Cに新店舗オープン![]() アカクラは現在30店舗、売上高は30億円ほど。玉川島屋S・C店は売場面積約24坪。扱い品番数を絞ってすっきりと見せている。中央にイベントスペースを設けているのも、これまでになかったものだ。このイメージを、他店にも順次取り入れていく。達中氏の目は、さらに接客にも向いている。 「いい靴を提供するのは、むしろ当たり前。徹底的なおもてなしのある店にしていきます。接客を含め、本当に足のことを考えるとこんなサービスがあるといいのでは、ということをいくつか考えています。アカクラは66年間小売業をやってきて、靴のことをよく知っています。『ああ、お客さまファーストなのね』といわれたいです」 ●変化するエレガンスの概念![]() 「エレガンスの概念が変わってきています。エレガンス=ヒールパンプスではありません。ある意味で、スニーカーもエレガントにはきこなす。それは、服とのコーディネイトとも関わってきます。フラットやバレエタイプがエレガントに見えなかった時代もありましたが、今はそんなことはありません。それに、これからヒールをメインにしたブランドを作ろうと思っています。徹底的に日本人の女性の足型に合わせたヒールの靴で、ストーリーを含めて提供したい。来春にも立ち上げたいと思っています」。 アカクラは66年の歴史を積み上げ、ここで転機を迎えた。達中氏は「今や修業をせずにユーチューブで握り方を習った寿司屋が大繁盛する時代。それを否定せず、受け入れていく業界が伸びていく」と考える。アカクラも、また靴業界も、変革の時を迎えている。 ![]()
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