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特集 足もと楽しく「レイン&オールウェザー」ショップ・レポート


 シュープラザ 横浜四季の森フォレオ店(横浜・旭区)

目的買いが多いレイン商品は、アイテムを絞り、サイズをそろえる

学校授業の再開で子供レインは好調

周辺に大規模な公園が点在する郊外SC「フォレオ」3Fに、52坪で出店する「シュープラザ」。周辺に住むファミリーを対象とした、フルラインの店舗である。新型コロナウイルスの影響で、5月20日までの1ヵ月間休業している。同地区の学校再開は6月からで、21日の営業再開では、学童用品の動きが活発だった。
レジ前の棚に置く子供のレインブーツは、1ブランドのみの展開だったが、好調な売れ行きを見せた。プリント柄の入ったラバーブーツは、履き口を絞ることのできる定番的なデザインだが、「アイテム数を絞り、サイズをそろえるなど在庫をきちんと持っての対応が、好調な売れ行きにつながったと思う。現時点で前年比152%です」(常盤努店長)。


「雨の日商店」コーナーで声掛け販売の婦人レイン

婦人のレイン関連商品は、婦人ゾーン奥の壁面棚に、1スパンのスペースで陳列している。奥であっても、間接照明を使い、「雨の日商店」といったPOPを掲げ、雨つゆをモチーフにした切り抜きを各所に貼り付けたコーナーは、外の通路から見えるようレイアウトしている。7段の棚には、10デザイン、2〜3色展開の商品を展示している。
ここで売れ筋ナンバーワンの商品は、サイズを選びやすいよう、棚の前の靴箱を積んで、色違いで置いている。アンクル丈のベーシックな防水ブーツで、黒と茶を置くが、黒が圧倒的に売れている。
2番目の売れ筋商品は、赤ソールのサイドファスナー付きブーティだ。サイドゴアのタイプと一緒に並べ、カラー展開で見せている。エアー循環機能を備えたカップインソール使いで、雨の日でも靴の中は快適なことがセールスポイントとなっている。
「営業再開後、1日2足のペースで売れています。婦人のレイン商品は大半が目的買いです。コーナーの前に来られるお客さまに声かけし、合うサイズをお出しすれば、8割は買われます」(常盤店長)。

レイン商品と一緒に防水スプレーを推奨

ほかにエナメル調アッパーを使った、クシュクシュブーツも売れている。また、撥水効果を施したスニーカーカジュアルもレインコーナーに並べるが、こちらは濡れた草の上でも歩けるウォーキングシューズとして人気だ。
レイン商品のコーナー前やレジ周りには、雨の日をさわやかに過ごせるよう、防水や消臭・除菌スプレーを陳列している。レイン商品を買われた人に推奨販売しているが、新型コロナ流行から除菌に対する関心も影響し、前年比200%を超える売上げとなっている。